228 :聞いた話:03/12/24 00:10 杣人に聞いた話。 ラジオを流しながら枝打ちをしていると、薮の中から一人の男がのそりと這い出てきた。 「それはなんだ?」ラジオを指さしてそんな事を聞く。 「ラジオに決まっているだろう」と答えると 「そうか…それがラジオというものか…」などと独りごちて薮の中へ消えた。 男の背格好は普通だったが、見たこともないような襤褸を身に纏っていたそうだ。