岩に呼ばれた

256 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/11/28 17:15

余り怖くなけどオカルトな話を一つ 
昭和の半ばのこと。自動車を走らせていると突然に車が止まってしまった。
エンジンをかけなおそうにも、バッテリーがあがったようになって如何ともしようが無い。 
運転手は誘われるように降車して道路脇から山に分け入り、しばらく進んでいくと、
連日の豪雨で土砂崩がおきたためか、懐中電灯に転がっている大きな岩が照らされた。 
ああ、これに呼ばれたのだとその人は納得し、車に戻ると今までかからなかったエンジンがあっさりとかかった。 
その後、運転手はこの岩はありがたいものだと触れ回り、よく分からないが周りの地域の人達がとりあえずお祀りすることになった。 
 此処までなら、田舎の人はデムバに抵抗力が無いな(w で終わるのだが 
後日、興味を持った歴史学者により岩の調査が行われ、底面に観音像が刻まれていることが確認された。
中世ごろの作で、元は山のもっと高い位置にあったのだろう

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