おーい、おーい

718 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/12/10 11:42 

20年以上前、夏の、夕食にはちょっと早いという時間、 
母は、近所の主婦たちと、小さな子供たちを連れて散歩をしていた。 
山の近くを通った時、上の方から、「おーい、おーい」と何度も呼ぶ声が聞こえた。 
母たちはぞっとして、顔を見合わせると急いで家に帰ったそうだ。

山といっても、小さな里山で、下のほうはみかんが植わってるし、 
途中に畑があったりする、子供にとって、絶好の遊び場でした。

同じ頃、その畑が荒らされたことがありました。 
前日の夕方までなんともなかったのに、翌朝オクラがほとんどなくなってて、 
ワンカップの空き瓶がいくつも転がっていたそうです。 
夜中に酔っ払いが来て、オクラを肴に酒を飲んだのだろうということになりました。

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