両親の知り合いの家
481 :本当にあった怖い名無し:04/10/10 16:14:01 ID:4sWyM5N4
父が子供の頃の話。
夏休みに両親の知り合いの家に泊りがけで遊びに行ったときのこと。
その知り合いというのが大変なお金持ちで、
遊びにいった家もとても大きなお屋敷だったそうです。
父は一つの部屋をあてがわれそこに泊まりました。
夜、寝ているとふとトイレに行きたくなり目が覚めました。
しかしトイレは廊下の端にあるため、暗く長い廊下を一人で歩かなくては
なりませんでした。しかし尿意には勝てず怖いなと思いつつ
なんとかトイレまで行き、無事用を足しました。そして帰りのこと、
早く帰ろうと廊下を歩いていると背後から足音が聞こえました。
なんだろうと、おそるおそる後ろを振り返って見ると、
物凄い形相の老婆がトイレットペーパーを振り回しながら
物凄い勢いでこちらに向かって来るではありませんか。
腰を抜かした父は思わず壁にへばりつき、老婆は
父には目もくれず目の前を通り過ぎ去っていきました。
次の日、昨晩の出来事をみんなに話すと、
そのお金持ちの知り合いには姉がいたが、
病気で頭がおかしくなってしまったので、お屋敷の一室に閉じ込められ
死んでしまった、ということが解ったそうです。
子供の頃聞いた時は老婆のビジュアルを想像するとかなり怖かったけど
今想像するとあんまし怖くない。実際遭遇したらやっぱり腰を抜かすと思うけど。