37 本当にあった怖い名無し sage 2011/05/17(火) 14:19:47.14 ID:93TlbF6s0
心霊というよりちょっと不思議な縁の話です。 
数年前、私は尿路結石(痛さがオカルトw)をして入院しました。 
8人部屋に入り、初めは一人だったのですが一日目の午後くらいにお婆様が向かいのベッドに来られました。 
ちょっと変わった感じの寡黙な方で一日中イヤホンをつけてずっとテレビを見られていました。 
私は入院といえども2~3日で退院予定だったのでわざわざお金を払ってTVを見るのが馬鹿らしくw 
母に持ってもらってきた本をずっと読んですごしていました。 
2日目にもう一人、おば様が入院されてきました。 
詳しくはわからないのですが、そのおば様がお婆様に話しかけたところ何だか印象が悪かったらしく「あの人変わってるねえ」と言われました。 
そのおば様は話好きそうなので何となく合わなかったんだろうなぁと思ったのですがw 

病室の前に名前を書かれますよね、お婆様は珍しく読み方もわからないような名字で気になって 
下の名前も合わせて何となく覚えていました。 
退院のときに同じ変わり者wと思われたのかお婆様に声をかけられました。 
何を話したのかは明確には覚えていません、多分「お大事に」という感じだったかと。 

それから数ヶ月してアルバイトに行き始めました。 
和食レストランで仕出しもしている個人のお店…、ある日仕出しの注文があったのですが 
店の人が「13個か、ちょっと寂しいお葬式だね」というので名前を見たら、そのお婆様と名字が一緒だったんです。 
家に帰っていつもは見ないお悔やみ欄を見るとお婆様で間違いありませんでした。 
地方都市とはいえ偶然が重なり印象深く、未だにお婆様のお名前フルネームで覚えています。 
改めてご冥福をお祈りします。 

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