恵まれてる子


987 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/10/28 09:43
小6の頃、ほんわかおっとりタイプで、 
勉強も出来て、地味だけど顔は可愛くて服装も清潔で、 
おうちもお金持ちで 
(誕生日にはクラスの女子全員呼んでくれた。暖炉があって猟銃や鹿の首の壁掛けがあった) 
いいなあ、恵まれてるなあ、という感じの友達がいたんだけど、 
都だか区が実施してる知能テストみたいのをやっているとき、急にぶつぶつ声が聞こえてきて、 
振り返ったらその子。 
みんなも「あれ?」という感じで振り向いてた。 
問題を解きながら何か独り言を言ってるんだけど、だんだん声が大きくなる。 

「おかあさん、おかあさんおとうさん、おかあさんおとうさんゆうこ(妹)、 
 おかあさんおとうさんゆうこまいこイヤ、おかあさん! 
 おかあさん!おとうさんっ!ゆうこっ!まいこっ! 
 いやっいやっ!」 

最後は叫ぶような感じになった。 
みんな呆然としてるなか、先生が駆け寄って、どうしたの?とか 
なだめ始めると、「いいいいいい」と引きつけ?みたいになり、 
体を固くしたまま保健室に連れて行かれた。 

何日か休んで、元通りに学校にくるようになって、 
誰もそのことは話さなくなった。 
夢だったか?と思って、こないだ同じクラスだった子に聞いたら 
「あーあったあった、怖かったよねー。あの子高校から留学したんだってよ」 
とのことでした。 
なんかプレッシャーのかかる育ち方でもしてたのかな。 

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