754 雷鳥一号 sage 03/11/21 02:37 知り合いの話。 初夏の山道を一人で歩いている時のこと。 峠を越える所で一匹の猿に出会った。 道の真ん中で、二本足で直立していたという。 奇妙な猿だなと思いながら近づくと、片手に何かをぶら下げているのが見えた。 引き裂かれた仔猿だった。 目と目が合うと、猿はまるで人間のような歩き方で森の中へ去っていった。 彼はしばらく腰が抜けたようになっていたそうだ。