北千住の老婆

156 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/02/20 02:05
ちょくちょく北千住に行くのですが、 
ある日、北千住駅から荒川の河川敷に行くために細い路地を歩いていると、 
民家の玄関先に老婆が立っていて、ボーっとしながらこっちを見ている。 
気味悪いなーと思いながらそこを通り過ぎようとしたそのとき、 
その老婆が忍者のような動きでサササッと近づいてきて、耳元で 

  死ね。おもむろに死ね 

とささやいた。 


友人に話すと「おもむろな死ってどんなんだよ」 と笑われるのですが、 
そのときの俺にしてみれば、ほんのりどころじゃなく怖かったんだよぅ。 
因みに北千住はそれからも何度か行きましたが、その老婆には会わないな。 

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