心霊スポット


262 : ◆9v.qaDZcM6 :2006/07/23(日) 01:55:00 ID:wa2x5Ivr0
37話「心霊スポット」 

友人の話。 
今は疎遠となり許可はとってないが、まぁ平気だろう。 

今から二年ほど前の夏、某県の大学に行っていた友人から話を聞いた。 
とある有名な心霊スポットの行った時の、体験談だ。 

友人…Aとするが、Aは夜中、大学の悪友達と肝試しに行こうという話しになった。 
地元では噂の耐えない、廃墟に、だ。 

その場所に着き、雑談しながら歩いていた。 
まぁ、早々心霊現象なんて起こるものではない。 
何事も起きず、期待はずれというような面持ちで廃墟を歩いていた。 

だが、とある部屋に入った時…何か、囁くような声が聞こえたという。 
小さい声なので、何かの聞き間違えかと思ったその時… 

バタン!! 

と、勢いよくドアが閉まった。 
それだけではない、バタバタと、開閉するのだ。 

当然恐ろしくなり、逃げるように家に帰った。 
帰り道は、何事も起きず、家に着くと疲れからかすぐに眠ってしまった。 

翌朝…、目覚めて着替えようしたときに、Aは最も恐ろしい体験をすることになる。 
クローゼットのなかに…束になった、長い、真っ黒な髪の毛が…。 

この話を私が聞いた経緯いは、携帯で撮ったとある写真を見せてもらった時だ。 
その写真は、地元で花火をした時の物で、フラッシュのない当時の携帯では、当然花火の火しか写らない。 
…はずだった。 

そこには、右上に、髪の長い女のような白いモヤが…。 
A曰く、少しずつ形を変えてきているという。 

御祓いに行った結果、近くの墓地から降りてきたものだったらしい…。 
前述の肝試しとは関係なくAはほっとしていた。 

うそ臭い話だが、その時のAの怯えた表情は真剣そのものであった。 
その後、一切肝試しなどに行きたがらないのは、真実である証拠になるだろうか…。 

長文駄文失礼しました。 

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