寝ちゃダメ

407 372 sage New! 2013/01/26(土) 21:47:35.41 ID:2YWAT52l0

色々あって申し訳ない気持ちだ。 
お詫び代わりに372の離島での実体験をもう1個投下する。 
文章書くのは嫌いじゃないが、小生意気に取られたら申し訳ない。 
創作臭といわれたら仕方ないが、これも正真正銘実体験だ。 
これでここへの書き込みは最後にするので許してくれ。 

離島って情報がまわるのが早いんだよ。例えばある朝 
ある波止でオレが良型のヒラアジを釣って、それを地元の人に見られると 
次の日の朝はその波止には釣り人が一杯で入れないってのは普通にあったんだ。 

オレは最低1日3回は釣りに行ってて、離島赴任2年目にして凄い事に気付いた。 
春と秋に釣れるとばかり思ってたヒラアジが、1月末のある港に群れで寄るんだ。 
毎朝入れ食いで毎朝5~6尾を釣り上げ、実家への土産を確保していた。 

そしたらある朝、とうとう地元の人に釣果を見られた。翌朝の状況は想像がつく。 
何としても釣り場を確保したいオレは、その晩飲み会から帰ったその足で港に歩いた。 
そう、釣り具を持ったまま波止の釣り場で仮眠を取ろうと思った訳だ。 

竿を抱えて釣り場に座り、波止の壁にもたれて寝てた。 
どのくらい経ったのか、誰かに声を掛けられた。 
「こんな所で寝てると危ないですよ。もっとこっちに寄らないと。」 

「あ、はい。ありがとう御座います。」眼をこすりながら声のした方に向きを変えた。 
地面に尻をつけたまま少しにじると足がストンと沈んだ。 
眼を開けると、オレは未だ薄暗い波止の一番端に座って海面に足を垂らしてた。 

真っ青になって周りを見回したが辺りには誰も居ない。 
オレに声を掛けたのが何だったのか、今もわからない。 
でもあと少しにじってたらオレは多分海に落ちてた。 

すごく怖かったが、折角眼が覚めたからその朝もヒラアジを釣って帰った。 
次の晩は釣り場にライトとエロ雑誌持って出掛けたよ。 
そんなんで寝てるとこ誰かに見られたら恥ずかしいから緊張して寝られないからね。


この話を投下した者だが、もう、まとめられててビックリした。ある意味怖い。 
小さな島で車で5~6分の釣り場もあったから、早朝・昼休み・退社後・夕飯後の深夜と、その気なら日に4回釣りに行けたよ、楽勝で。 
正直そのくらいしないとやってられない気分だったから離島勤務を志願したって訳だ。 
それなのに...まあ色々な意味でアレだな。今振り返ると。 

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