カメコ

81 :あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] :04/04/30 11:44 ID:onajtgtM

昨日、後輩Aから聞いた話。(長文で失礼します) 
Aがガキの頃、縁日で亀を持って帰った。 
その時、水槽など入れる物がなかったので、とりあえず洗面所に水をはって飼っていた。 
数日間洗面所で飼っていたが、ある日亀が行方不明になった。 
Aは探したがみつからず「逃げたのだろう」とあまり気にもしていなかったらしい。 
それから数日後、Aは頻繁に金縛りにあうようになった。 
とはいえ、気のせいだろうとさほど気にはしていなかった。 
しかし、ある日Aはいつもより強烈な金縛りにあった。 
金縛りだけでなく、足を持ち上げられている感覚があったらしい。 
そしてどこからともなく 
「いい加減にしてよねぇ~」と女の弱々しい声が聞こえてきたらしい。 
Aは何が起こったか解らず、ただうろたえていた。 
女の声が続く「ここは寒いのよぉ~!!」 
その時Aはピンときた。亀だ!!あの亀の声だ!! 
Aは亀につけた名前を思い出した。確かカメコだ。 
心の中でAはその声に語りかけた「カ、カメコさんですか?」 
声はそれに答える 
「そうよぉー。干からびてきてるのよぉー。はやくここから出してよねぇ」 
「すいませんでした。すぐに見つけだします。」 
Aは必死で謝ったらしい。 
すると「わかれば良いのよ!!」という言葉と共に足の力がスッと抜けたらしい。 
Aが最後に「今どこにいるんですか?」と聞くと 
「ここはとても寒いのよぉー」とだけ答えたらしい。 
Aは次の日必死で家の中を探し回り、2階のベランダの排水口の中で 
干からびた亀の死骸をみつけ、すぐに供養したらしい。
皆さん生き物は大切にしましょう。 
長文・駄文しつれいしました。

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