人間

676 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/04/03 15:01 

私が小学校高学年くらいの頃の事を思い出したので、 
書きます。皆さんの体験に比べればなにそれ?って感じですが。
家族で車でバラ園に行き、一日を過ごした後、帰りの車の中で 
私一人、後部座席で疲れてグッスリ寝てました。 
途中親に起こされ目を開けるとそこは何処かの駐車場らしく、 
「ちょっと買い物してくるけど行く?」というので 
「そのまま寝てる」と告げ私は後部座席に横になり、そのまま 
再び眠りに入っていきました。 
たぶんそれからそんなに時間は経っていなかったと思いますが、 
ふと目が覚め目を開けた途端、金縛りにあい、身動きが取れなくなりました。 
でも子供だったので、それが金縛りだなんて考えず、 
とにかく怖くて不思議で仕方なく、暫く目を開けたまま動けぬまま 
じっと窓の向こうの外を視界に入れていました。 
すると、ちょうど車外の右後ろから大人の男性が歩いてきて、 
店に向かって歩いていく姿が見えたんですが、 
その時、なぜか私は頭の中で「人間だ、人間だ、人間だ」 
と、何度も何度もまるで初めて人間というものを目にしたかのように、 
ただただ考えていたんです。 
それとは別のところで「当たり前じゃん、人間に決まってるじゃん、 
何でそんな事で驚いてるの??」という思いもあり、 
もう片方ではやはり歩き去って行く男の人を見て、 
「人間だ、人間だ!!」と思ってるんです。 
それからふっと金縛りが解けて、またいつの間にか眠っていたんですが、 
あれは一体なんだったんだろう、 
と20年近く経った今でも不思議でなりません。 
まあ、金縛りにあったのは、変な寝方をして足が痺れたかなんかだろう、 
と思ってますが、頭の中で、男性を見て「人間だ」と興奮(?)した 
あの感情は何だったんだろう・・・・。

物凄く分かり難い文章ですみません。

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