踏み切り

266 名前:アイス ◆jgmK/L7g :02/04/30 18:29
担任の先生に聞いた話。
昔本当にあった話らしいんだけど。
ある駅のふみきりで、事故が多発してた時があったらしいです。
事故のほとんどは、ちゃんとふみきりのバーが上がってから
わたってるのに、なぜかわたってる途中で電車が来てひかれる(安全なはずなのに・・)
らしい。でも、その町はお金もあまりなく、壊れているふみきりや電車を
直す事が出来なかったんで、何年もふみきりは壊れたままでした。
・・何十年も、原因不明の事故が数年間にわたって続いていたそうです。
そして蒸し暑い夏の日、ある高校の女生徒がうわさの線路をわたろうとした時、
電車が来て亡くなりました。家族は悲しんだけど・・・
町の人たちは「また犠牲者が出たんだね」と半分慣れた感じでお葬式の準備を
始めました。女生徒の遺体は信じられないほどバラバラで、警察はくまなく探したけど、どうしても
左腕が見つけられないまま、葬儀が終わったそうです。
それから何ヶ月か経ったある日。
亡くなった女生徒と同じクラスだった男子生徒がいて(仮にS君とします)
S君は、その女生徒が好きだったらしく、毎日のようにお花を供えに
ふみきりへ行っていたらしいです。
S君はふみきりに座り込んで、彼女の事を思い出して泣いていた。
そうすると、誰かに後ろから方をトントン、と叩かれ、降り返ると
その子がいて・・・その子はニコッと笑ったそうです。
S君は「なんで!?死んだはずのお前が・・・」とびっくりしながらも
ふたたび彼女に会えた事で嬉しさが込み上げ、S君は彼女に抱きついた。 

すると彼女は、蚊のなくような声で
「私の腕が見つからないの・・・探して・・・」と言ったそうです。
その言葉でS君は我に帰り、女の子の腕の方に目をやると
左腕がなく、根元からは血がポタポタ・・・。
S君は怖くなって走って帰ったそうです。
家に帰って、床に寝転んだそうです。S君が寝転んだ床の横には
ベッドがあって、下に寝転ぶとベッドの下が見えるのですが・・・。

そこには、血まみれの腕が1つ、あったそうです・・・ 

あんま怖くないですね;(^^;)すんまへん。
あと、言い忘れ↑S君の家はふみきりのすぐ近くにあって、
事故があった日は窓を開けてたらしいです。
事故があった瞬間、女の子の腕は空を舞い、S君の部屋まで飛んで
ベッドの下に転がったんでしょうか・・・

あーこわ!!! 

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