ヒャクセイ

自分的に死ぬかと思った話。
去年の夏休み、秋田のド田舎村に帰省したときの話です。
辺りは水田や畑ばかり。

大学で生物の研究をしてる私はカエルや蛭を探そうと猛暑の昼、水田へ向かった。
自転車で向かう途中、道のド真ん中にオッサンが倒れて手足をバタつかせていた。
日光浴かと思い近付くと笑っている、ひたすらゲラゲラ笑っている…、
涎を垂らし笑いながら手足をバタつかせている。

嫌なもん(知的障害者かと思った)見たと思い、帰宅しました。
その後、何故か村中騒ぎになった。
爺ちゃんが「その人はヒャクセイ(ヒャクショウ)に当てられて手遅れ」と言ってた。
炎天下の下、気が狂ったらしい。
死ぬ程怖かった

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