カーテンの隙間

339 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/05/11(金) 22:08
真夜中にふいに起きた。
部屋の中が妙に明るかったので,周りを見たらカーテンが少し開いていた。
寝る前にカーテンの隙間が気になっていたりもしたので不思議にも思わなかった。
たぶん電灯の明かりが差し込んでいて、夜にしては明るくかった。
暗くないと寝られない質の私はカーテンをぴっちり閉めようと思い
カーテンの端に手をかけた。そうしたら
その手とちょうど同じ高さ,窓ガラスの向こうにはこちらをじっと
見つめる女の顔が!そこは二階で、壁にへばりつくなり窓枠を
握り締めるなりしないとそんなところに顔は出ないはず。
驚いてたぶん声をあげようとしたのは覚えている。でもその瞬間、
私は起きた。
 私はさっき抜け出したはずの布団にまだいたんです。
同じように夜にしては明るかったから、なんとなく気になって
窓の方を見たら、おなじようにカーテンが少しだけ開いている。
 もうカーテン閉めにいけなかった・・・。

一瞬しか見なかった。でも髪が短くてなんの
感情も伺えない表情を思い出すと今でも鳥肌が立ちそうになる。
私の髪は長いから自分が写ったって事はないはずなんだ。 

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