おじいちゃん

135 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2000/10/01(日) 06:34
俺の兄貴が経験した話。 
俺が中学2年の頃、おじいちゃんが危篤という電話が 
来て、家族全員で病院へ行きました。 
でもお医者さんが「峠は越えた」というので家族全員 
胸をなでおろして家に帰りました。 
でもその日の夜中。 
おじいちゃんが容体が急変して亡くなったという電話が 
ありました。その時兄貴は友達の家でマージャンを 
していたので自宅にはいませんでした。 
俺はおじいちゃんが死んだ事を知らせに兄貴の友達の家に 
行きました。 
「兄貴!兄貴!」家の前で何度も兄貴を呼ぶと明け方の光でも 
わかるくらい兄貴の顔は真っ青になって友達の家の2階の窓から 
顔を出しました。 
「おじいちゃんが死んじゃったよ」 
俺がそう告げると兄貴は 
「・・・。やっぱそうか・・。」 
後で兄貴から話を聞いてみるとマージャンの途中に 
トイレに立った兄貴は洗面所で手を洗ってるときにふと 
鏡を見てみると兄貴の後ろにおじいちゃんが笑いながら 
手を振っていたそうです。 
しばらくその場に立ちすくんでおじいちゃんが消えるまで 
見ていた時に俺の声が家の外から聞こえたそうです・・。 
終わり。 
ごめんあんまり怖くないかも。

前の話へ

次の話へ