呼んでる

904 本当にあった怖い名無し New! 2012/07/02(月) 20:38:41.28 ID:HkDle4PZ0
不可解のスレの方がいいかもしれないけど 
うちの実家はものすごい山にあって、近所に家なんてなかった 
家のすぐ横には猟師が登る用の小さな小道があって 
小さい頃はそこを通る猟師に手を振ったりしてた 

確か大晦日の日、テレビ見てたら母親が 
「今、小道に誰か来たね。」 
と、ボソっと言った。 
こんな夜中(12時とか)に猟師来るはずねーじゃんと姉と言うと 
「いや、来てるよ。呼んでるよ。」 
と、なおも言う 
「誰を呼んでるんだよ。聞こえねーよ。」 
と、返すと母親が 
「アンタだよ!」 
と、大声出したんでチビリそうになった 
母親がしつこく 
「誰か来た。困った。どうしよどうしよ」 
とブツブツ言うんで、姉と縁側の窓から覗いて見た 
そしたら、暗闇の中、小道の入り口のとこに 
黄色い浴衣みたいのを着た頭のでかい女の人がいた 
見た瞬間、姉と悲鳴をあげながら母親のいる茶の間まで戻ったら 
母親はコタツでコーヒー入れながら 
「ね、いたでしょ?パパとお婆ちゃんには内緒ね」 
って言った 
そのあと、あれは何なのか問い詰めたけど教えてくんなかった 
高校卒業するまで、夜は小道をみないように過ごしたし 
いまだに大晦日を実家で過ごす時はビクビクしている 

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