破られた世界最強セキュリティ - オリエンタルラジオ中田敦彦

皆さんの記憶に新しいところで言うと、今年の三月に韓国で大規模なサイバーテロがあったというニュースがありましたよね。

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今ネット世界が陸、海、空、宇宙に続いて第五の戦場と言われているんです。
じゃあその第五の戦場で一番強い国は何処なんだ。

例えばCIA擁するアメリカ。
それともモサドというスパイ期間を擁するイスラエルなのか。
色々想像はあるんですけども、今最強だと言われているのはそこの二つじゃないんです。

なんとネット世界で最強なのは世界最小の国、バチカン市国だと言われているんです。

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このバチカン市国は非常に小さい国なんですけども、そのバチカンは何故最強なのかと言うと、バチカン市国というのはカトリック系キリスト教の総本山なんです。
つまり世界に12億人居るカトリック教徒と、世界中にある協会から一手に情報が集まってくるんです。
バチカン市国には毎日のようにたくさんの情報が集まってくるそうです。
どれくらいの情報が集まってくるかというと、ドコドコの国のドコドコの司祭が朝こんなことをされましたというどうでもいいような情報まで入ってくるんです。
そんな情報が集まってくるバチカン市国のセキュリティは最強だと言われているんです。
ただ問題なのが、その世界最強のセキュリティを破ったハッカーが現れたんです。

その天才ハッカーは年齢が三十代と非常に若いということだけが分かっていて、国籍や性別という情報は一切分かっていないんです。
ただ一度はこのバチカンのセキュリティを破ったんですが、バチカンも最強の組織ですから、一度破られたらただでは見過ごさない。
すぐに見つけて捕まえたらしいんです。

それでバチカンはどうしたか。
処罰をしなかったんです。
バチカンが何をしたかというと、セキュリティの最高責任者に雇い入れたんです。
ということで奪われた情報を外に出すことも防ぎ、そのハッカーを使ってもっと強いセキュリティを作ったんです。
それでバチカンはもっと強くなった。

これで一件落着と思いきや、なんと昨年の六月にこんな記事が出たんです。

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バチカンの極秘情報を持つ元ハッカーが謎の失踪。
このハッカーこそが三十代の天才ハッカーなんです。
この話は結構確かな筋で、そのバチカンの上層部のベルトネス卿という幹部がその情報を漏らしているんです。

これはどうしたかというと要するに、中に雇い入れられたように見えて、今度は全てを持って逃げてしまったということなんです。
うまくやって全てを持って逃げてしまったんです。
これはやばいんじゃないかと世界中がざわざわとした。

あまりに大きな話で現実味がないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、バチカンと言えばですよ、最近ニュースがありましたよね。
ローマ法王の退位です。
退位されたのはベネディクト十六世という方なんですけども、日本人はあまり大きなこととして扱わなかったと思うんですけども、これはとてもすごいことなんです。
例えば総理が辞職するなんてこととはわけが違うんです。
このローマ法王というのはとてつもない権力者なんです。
それになる為には命がけで派閥争いが行われていると言われているくらいで、今回のようにローマ法王が自ら辞めますと言ったのは700年ぶりのことなんです。

では700年ぶりに自ら最高権力者であることを辞めると言わざるを得なかった背景はなんなのか。
それはあの天才ハッカーですよ。
天才ハッカーが持ちだした恐ろしい情報によって自ら辞めざるをえなかったというんです。
それで、これはまだまだ序章に過ぎず、まさにこれからキリスト教、いや世界を引っ掻き回されるような情報が天才ハッカーから流出されるかもしれない。

信じるか信じないかはアナタ次第です。

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