猫の魂

ソウさん  2008/08/10 07:23「怖い話投稿:ホラーテラー」
寝苦しい真夏の夜。


ふと目覚めた。


枕元の時計を見るとまだ夜中の3時。


暑苦しくて目覚めたのではない。


ベランダで猫の悲鳴とも聞こえる鳴き声が眠りを妨げたのである。


そしてその鳴き声は絶叫にかわっていった。


眠い目をこすりながら、窓を開け、口の前で人差し指を立てると男はこう言った。





『タマ、静かにしなさい。シーッ。タマ、シーッ』

猫のタマ、シー

…猫の魂…

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