電話

337 :ドクロ#:2006/07/23(日) 03:29:49 ID:83BZ6IKZO
かなりあるがちの短い話 
第五十六話「電話」 

心霊スポットの廃屋に青年たちは向かった。 
「お邪魔します」 
「馬鹿かお前何挨拶してんだよ?」 
中に入ってみても何もない。 
「なんだ何もないね」 
彼等は廃屋をあとにした。そして収録したテープを聞くことになった。 

「お邪魔します」 
―どうぞ 
…?青年たちは耳を疑った 
「なんだ何もないね」 
―あるじゃない 
それは女の声。 

「帰ろうか?」 
―待てぇえ! 
声が豹変した。「うゎ!」青年たちはテープを投げ出してして逃げた。 

青年の一人が家に帰ると母が電話を持っている。 

「女の人から電話よ。はやく帰ってきなさいって!」 


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