ドッペルゲンガー(13)

633 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/03/06(月) 01:27:41 ID:v11qi8Rb0
本当にちょっとした体験ですが、忘れられないので書かせて下さい。
数年前の出来事。 
授業中、といっても各自で作業をする、好きに動ける時間でした。 
私が用事で職員室に行き教室に戻る途中、前から友人Aが来るのが見えました。 
お互いの距離が近付いた頃、「どこいくの?」と話しかけたところ、 
Aは無言のままにっこり笑ってそのまま通り過ぎていきました。 
疑問に思いながらも教室に戻ると、 
さっきすれ違ったはずのAが自分の席に座っていました。 
「あれ?A、さっき職員室の方に行かなかった?」と聞くと、 
「は?ずっとここにいたよ」との返事。 
周りの友人達もAはずっと教室にいたと言います。 
でもさっきすれ違ったのは確実にAでした。 
「いやでもさっきそこでAとすれ違ったんだけど…」と伝えると、 
周りの友人みんなで「ドッペルゲンガーだ!」と一時騒然。 
一言も喋らなかったこと、Aは無言ですれ違うようなキャラじゃないこと、 
ものすごく穏やかな笑顔(Aのそんな顔見たことない)だったこと、 
それらを改めて考えると、あれはAだけどAじゃない人でした。

それ以来そのドッペルゲンガー(なのかな?)には会った事はありません。 
本当に不思議だったので、Aを見るとそのことをよく思い出します。 
こういうのはよくある話なんでしょうか。 
ちなみにA自身は未だ遭遇していないそうです。

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