走馬燈


193 本当にあった怖い名無し 2013/04/10(水) 23:46:29.84 ID:r9SesR9R0
どこで読んだ話だか思い出せないけど、いわゆる「人生の走馬燈」の話が怖かった。 
飛び降り自殺なんか一瞬で片が付きそうだけど、実際に高いところから誤って 
落下して運良く生還した人の体験談によると、落下してから地面に到達するまでの 
主観による時間は途轍もなく長いらしい。 
何とか現在の危機的状況を回避する手段を探すために始まるのが「人生の走馬燈」と 
呼ばれるものだそうで、これが展開されている間は、体感時間がとんでもなくスロー 
モーションになる。事故に遭うと、周囲がスローになるっていうアレね。んでも、 
高所から落下してる場合、打てる手なんかないわけで…。 

助かった人曰く「あまりの恐怖に目をつぶっても、しばらく待ったつもりでも目を 
開けるといくらも落ちてない。何にもできない。少しずつ近づいてくる地面を 
見てるだけ」 
…何があっても、飛び降りだけは選択するまいと思いました。 

前の話へ

次の話へ