じじ

879 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/08/22(水) 20:34:59.95 ID:cJLhfTmg0

流れ読まずに投下 

先日いとこが子どもを連れて帰ってきた。 
一歳の女の子でまだ言葉もママとかぶーぶーとかしか喋れない。 
家に来て速攻食べ物ねだったり、コロコロで遊んだり、ごく普通の一歳児。 

しばらくすると、遊び疲れたのか眠たそうにしていたので和室につれていき、布団に寝かせることにした。 
妊婦であるいとこも一緒に横になり、じいじ(いとこの父)は隣の部屋でソファーで横になり、いとこの旦那は仕事で来ていなかった。 

あたしも一緒に横になり、眠りにつこうとしていた。 
するといきなり、いとこの娘がベランダの方を指差し始めた。 

あ!あ! 

なんだろう?と思い外を見て見たがなにもない。 
風が強かったので、揺れている木がおもしろいのかなと思い、揺れてるねーと笑いながら返した。 
満面の笑みでベランダを指差しながらあたしを見てくる。 
そんなに楽しいのか?(笑)と思いながらも風すごいねーと返事をしていた。 
すると、寝転がっていた布団から起き上がり、ベランダのほうへ近づいていった。 
網戸にしろとうるさいので窓をあけてやると、何もない空間を指差して一生懸命伝えてくる。 

あ!あ! 

さすがに何かあるのかな?と思い、どうしたの?と聞くと 

じじ!じじ! 

じじ?じいじのことか?と思ったがじいじはソファーでリラックスタイム。 
しかしまだなお何もない空間を指差し、じじ!じじ!と叫んでいる。 
じいじが恋しいのかと思い、じいじのいるソファーまでつれていくとまた和室に戻ってくる。 
和室の入口をあけ、網戸を見た瞬間 

あーー! 
と嬉しそうに叫び、網戸に猛突進。 
今度は指をさすのではなく、網戸をばんばん叩きながら 

じじ!じじ!じじ! 
と叫ぶ。さっきまではベランダより2mほど離れた木に視線があったのだが、今回は明らかに目線が目の前だ。 

じじ!じじ!じじ!! 
バンバンバンバン! 

なんだか怖くなって急いで窓をしめた。 
すると寝ていたいとこが急に起き上がった。 
どうしたの?と聞くと 

爺ちゃんが夢にでてきた… 
って。爺ちゃんは13年前に亡くなってて、いとこもよくしてもらってた。 
盆だったし、帰ってきてたのかなーと思ったが 

爺ちゃんが、変なやつは相手にしたらだめだって、爺ちゃんが守るからって… 
だって。 
いとこの娘が見たのは爺ちゃんだったのか? 

長い割に怖くないww 
長文すまん 

前の話へ

次の話へ