じいちゃんとの秘密

425 本当にあった怖い名無し 2013/10/16(水) 01:54:45.95 ID:DoYGDGHW0

墓場まで持ってくつもりだったがじいちゃんが急かすので話す事にした。 
……人に話すのは正直怖い。途中変な話になるが事実を書いてるので安心して読んで下さい。孫の手を用意しておいて痒くなったら掻いて下さい。 
当方ベロベロに酔っておりますゆえ、フザけて書いたように見える箇所もあるでございましょうが、酒の力を借りないととても書ききれないのです。
勘弁して下さい。でも事実しか書いてないので安心して読んで下さい。ウザい前置きはこれくらいで次は本文です。 
俺は一人っこだ。両親はずっと共働きだった。小学校から帰ると家にはじいちゃん。ばあちゃんは最初はいた気がするが、いつの間にか家から居なくなっていた。 
そう言う訳で放課後はじいちゃんと二人きりでほぼ毎日過ごした。 
じいちゃん(以下Gと呼ぶ)。GとK。ボクたちはお互いを愛着を持ってそう呼び合った。 

そう。ボクの名前はケイというんだ。 

まだ幼なかったボクは毎日のようにGとテレビをみたり話をしたりお菓子を食べたりした。ボクが食べこぼしたやつもGが拾って食べた。それぐらい仲良しだった。 
Gは名探偵コナンの犯人を毎回必ず当てていた。 

「原作読んでるからね」 

それがGの口グセだった。 
この話とは無関係だが、その意味が分かったのはそれから随分経った後の話になる。 

ある日、くすぐりゲームが二人の中で流行った。と言っても、ボクの足を一方的にGがくすぐるだけの物で、どこの家庭にもありふれているたあいも無い物だった。 
それだけなら良かったんだけどボクはついに一線を越えてしまう……。 

そのころ確か俺は小6になっていた。とっくにエロには目覚めててエロマンガが落ちてないかどうか探しまわっていた。 
運よくエロマンガを見つけても雨で濡れてカピカピになってた。それでも喜んで猿のように励んだし無意識に腰も振ってた。
ただしシャイなタチなのでベッドの裏に隠しても家族に見つかるんじゃないかと怯え、次の日の夜にはすぐ捨てに行った。 

「エロ人間だとは誰にも思われたくない」 

たゆまぬ努力で家族には隠せていたが、その頃の俺はもう相当性に関する興味が津々だったんだ 
だからやっちまったんだよ 
例のくすぐりゲームの最中、つい魔がさしてGの手をつかんで俺のTシャツの中の乳首に持っていったんだ。 
Gも察したのか俺の誘いに乗ってくれて、俺がいいっていうまで乳首をイジりつづけてくれた。無言でな。 
その頃の事はあまり覚えていない。自分でも思い出したくないのだろう。 
快感があったかどうかも覚えてないが妙な緊張感が二人の間にあった事はずっと忘れないだろう。 

くすぐりゲームはそれからも定期的に開催された。それによってGとの仲が悪くなるということもなく、
普段は和気あいあいとしゃべっていたし、名探偵コナンの犯人も事件が起こる前に当てていた。 
大抵は名探偵コナンが終わった後無言で俺がGの腕を掴んで胸にもっていくことになっていた。 

しかし時は流れる。 
中学生になった俺はGと疎遠になりはじめた。 
勿論一つ屋根に住んでいるから顔を合わせると軽く言葉を交わしはするが、俺は時間があると自分の部屋で過ごすようになっていた。 

正直Gとやったくすぐりゲームは忘れたい過去になっていた。 

Gとはあまり会話もしなくなっていたが、正月などで親戚が集まると
「Kは明るくて良く気が利く私の自慢の孫だ。足も速くて自慢の孫だ。確か賞も取っていたよな?ばあさん」と、俺をみんなの前でよく誉めてくれた。 
仲良しだったあの頃のようには戻れないのがちょっぴり寂しかったが 
嫌悪に値する過去は、人の憐れを凌駕する。 

10年後Gは死んだ。いいじいさんだったのでそれなりに仲間たちから愛されて幸せな生涯だったと思う。 

で、やっと本題にはいるんだが最近出るんだよ。いや、出るというのは正確じゃないな。正しくは出て来てる、だ。 
最初気付いたのは1ヵ月くらい前だった。壁の模様がさ。Gの顔に見えるのよ。まあ模様が人の顔に見えるってのは凄くありがちだから普通は驚かないんだけどね。 

だんだんね。くっきりなってきたの。例えるならポチ袋に書いてある崩れた書体あるでしょ?おと~む的な。
最初はあんな感じなんだけど数日後にはハッキリ「お年玉」って書いてるのが分かるみたいな。そんな感じなの。 
「おお、これまずいだろ?」つぶやいたりね。 
やめろじいさんって怒鳴ったりしたよ。 
でもやめないんだぁ。こっちの都合関係なしにやつらはやってくるからね。昨日の夜にはもうバッチリ壁にGが浮き出て来てた。 

そして今日の真夜中。というかこれ書き込み出したちょっと前。 
「おーい」 
いきなりGの声でよばれた 

案の定壁のGが俺を呼んでる 
「おーい」 
もう一度呼ばれる。 
「ズズ……ズズズズ……」 
「おーい」 
「ズズズズ」 
「おーい」「おーい」「ズズズズ」 
俺を呼ぶ声の他に何かを引きずるような変な音がする。 
「おーい」「もうすぐそっち行くぞー」「ズズズズ……」 
Gの鼻が壁から突き出し実体化してきている。 
「もうすぐそっち行くぞー」 
俺はゴキジェットのノズルを鼻の穴に差し込みジェットスプレーをぶちこんだ。 
「ギャー」 
鼻が壁に押し戻された。 
「もうすぐそっち行くぞー……」 
「もうすぐそっち行くぞー……」 
だんだんと声は遠のいていった。 

これで話は終わりです。例のシーン書いてるとき怖くて怖くて酔いも醒めました。 
なぜ投稿したかというと、Gへの懺悔のつもりです。孫が乳首をいじらせるというじじ不幸ものですから懺悔が必要でした。だからGも出てきたのでしょう。 
怖いから壁は業者に頼んで明日怖します。墓参りにもいきまして、Gと酒を酌み交わしてきますよw 


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