期待に応えて

97 81 New! 2011/09/17(土) 18:58:52.39 ID:dlIONRJY0 

すいません、それでは投下します。 

何度か投下させてもらってるのですが、また別の話を投下します。 

学生当時私は霊感とか幽霊を信じておらず、 
ただ怖いもの見たさと、仲間内に自称霊感があるってやつがいて心霊スポットへ行くと取り憑かれて(フリ?)暴れたり、
ぐったりする女の子がいたのでドサクサに紛れておっぱいを触ったりするのが楽しくて何度も心霊スポットへ行ったりしました。 

そんな日々を過ごしている内にとあるラブホテル跡地にいくことになり、何度かいった事もあったので舐め切ってました。 
そのホテルはこれといった事件、事故は無いのですが小高い峠の狭い道を登った先に有る為来客が思わしく無く廃業してしまったとの事で特に曰く因縁等は有りませんでした。 
只、立地と廃墟独特の雰囲気から色々な噂が絶えませんでした。 

先述の通り何度もいったことが有るので、ズンズン奥に行ける様になってた私は、今日もおっぱい触れるかなー、なんて考えながら現地へと向かいました。 
が、現地へつくとその日は今までと全く雰囲気?空気?を醸し出していました。 
屁とも思ってなかった入り口も怖くて怖くて堪らなく、すぐさまその場を離れたくて仕方ありませんでした。 
しかし若さに負けた私は普段通り霊感少女を含む友人達と散策しました、霊感女は普段通り?トリップし始めドサクサに紛れてさわさわしてました。 

無事廃ホテルを散策し終わり、いつもと違う雰囲気を感じた私は、いつもと同じ霊感女の、そこにいりゅ!!
とかのリアクションにガッカリし、やっぱり気のせいとか、嘘ばっかなんだなー、とか思ってる帰りの車中での事でした。 
ふと気が付くと視界の中と外、ほんとギリギリの所に何かがチラチラしている事に気が付きました。 
そっちを向いても友人が運転しながら何か喋ってるだけでした。 

気のせいか、と視線を元に戻しました。 
が、気のせいではありませんでした、確かに視界のギリギリに何か蠢いていました。 
神経を集中して注意していると口がぱくぱくと何か喋ってる事に気が付きました。 
頭の天辺まで鳥肌がたちました。 
少しずつその口は視界の右上あたりから下に下がっていき、藪睨みって言うんでしょうかね、左右の目があさっての方を見ている目が現れました。 

すると吐息まで聞こえそうな耳の側で。 
みせてやろうか。 
と一言。 
怖くて声もだせずギュッと目を瞑りました、暫く瞑っていたのですが周りの声は何も異変が起きている様子はなかったので
恐る恐る目をあけるともうその目と口は視界には居ませんでした。 
それ以来、たまに視界のギリギリ、見えるか見えないかの所に何かを見る様になってしまいました。 


あの目と口は見る事はありません。 
もしかしたら未だに私にくっついて見せているのかも知れないとか思うとぞくっとします。 
あと、人前で平気で見えるとか言う人は余計信用出来なくなりました、だってほんとに見えてたら逆に人には言ないなって思いました。 

文章下手ですいませんでした。 

おわり 

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