オブラート
761 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/09/02 01:18
ある薬局で働いてたときの話。
ある日の夕暮れ。いかにも肉体労働という感じの
ダブダブのズボンを履いた兄ちゃんが
足早に薬局にかけこみ、「オブラートをくれ」と言った。
いちおう薬剤師さんが何に使うのかその兄ちゃんに聞いたところ、
「ウチの赤ん坊が風邪をひいたらしいんで、薬を飲ませようとしたんだがどうしても飲まない。
それで、薬が苦くて飲めない人はオブラートにくるんで飲むというんで、オブラートを買いにきた」
と言う。
そんなオブラートに包んだ薬は、気管の細い子どもでは
逆に気管に張り付いて危険だということが解らなかったらしい。
薬剤師さんは、薬をアイスキャンデーに溶かし込んで飲ませるなどのアドバイスをしたらしいが、
そのまま何も聞かずにオブラートを売っていたら、どうなってただろうねえと心配してた。