ゴジラ

180 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/07/13 18:02
これは本当の話です。
色んな人間に聞かせてきたんですけど、誰も信じてくれないのでここに書きます。
僕が6歳の頃に父、母といっしょの部屋で寝てた時に
外から「ドシーン、ドシーン」という恐竜が歩くような音が聞こえてきたんです。
僕はこれは何かヤバイなと直感して布団を頭からかぶってブルブルと震えてました。
ちょっとしてから父がその音に気づいたらしく、窓をあけました。
すると父は「ゴ、ゴジラだ!!母さん!!ひろし(僕)!!早く起きなさい!!」
と叫びました。
その当時の僕はゴジラが実在するものと思っていたので、とても恐怖を感じました。
僕が布団から出ると父と母は窓から外を見ていました。
どうやらゴジラ(らしきもの)は僕の家を通りすぎてどこかへ行ってしまったようです。
それを見届けると、父と母は何事も無かったように布団に入りまた寝始めました。
結局僕はゴジラの姿を見る事はできませんでしたが、窓から外を見ると木が倒れていたりして
とても荒らされてました。
そして翌朝、父と母にゴジラの事を聞いてみると軽く笑われて「夢でも見たんだろう」
といわれました。
外を見てみても荒らされた様子もなく、木も普段通りでした。
この話を人にすると皆「夢だろ」というんですけど、
絶対にあれは夢じゃなかったんです。
夢にしてはあまりにもリアルで鮮明だったんです。
その時に窓から首を出して外を見る感覚や、手すりを掴んだ手の感覚などを
今でもよーく覚えてるんです。
でもゴジラなんて実在するはずもないし、あれは一体何だったんだろうかと思います。

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