くっついてる

880 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/06/20 13:23
10年程前、私が高校に入ったばかりの丁度今頃の話。
学校から戻って着替え、何か飲もうと思って茶の間を通過中の裸足の足下に
なにやら「むにょ」という感触。てっきりグミでも踏んだんだと思って足を上げてみると、
そこには私の体重で圧死したほぼ小指大の緑色のイモムシ様が。
うぎょえーーー!!!と叫び声を上げつつ全速力でケンケンしながら浴室に転がり込む私。、
足の裏が削れるくらいに洗いまくって茶の間に戻ると、
イモムシの死体が無い!?
さっきは確かに内蔵(?)まで半分露出してお亡くなりになってたのに。
なんか踏んだ痕跡は畳の上に残ってるのに。
仮に生きていたにしても足を洗っていた5分程度で負傷したイモムシが
さくさく移動するとは考えにくいし、その時家には私しか居なかったので
誰かが片付けるはずもなく。
びくびくしながらテーブルの下とかを捜索してみたけど発見できず、
どちらかというと裸足でイモムシ踏んだというショックの方が大きくて
きっとどこかに逃げたんだという事にしてその事は忘れる事にしました。 

翌朝、もう昨日の一件は忘れかけていた私は同じ茶の間で朝食を取り、
いつも通り学校へ出掛けました。
バス停へと向かう途中ふと足下に目をやると、靴の甲の所にイモムシ様が…
動転していたのだとは思うけどそれはどう見ても昨日踏んだのと同じに見え、
必死で足を振ってふるい落として逃げました。
それだけの話なのですが、それから数日は「気が付くとスカートのヘリに」とか
「気が付くと肩に」とかイモムシくっついてたらどうしようと思って終始びくびく
過ごしていた覚えがあります。今でも世界で1番嫌いだイモムシ様…

怖くなくてすいません。 

前の話へ

次の話へ