大浴場

842 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/06/17 11:55
今年の初め、女友達と小さな旅館へ行きました。
お料理もそれなり、赤いじゅうたんが緩やかにカーブしている
廊下に敷き詰めてあり、造りが面白いところでした。

その日の夜、夕食も済んだ頃に私はひとりで大浴場へ向かいました。
といっても、小さいお風呂です。誰かいるかな?と思って入ったら
私ひとりで、かえって占領してしまったようで気楽でした。
そこのシャワーの出が良くて、イタイくらいで、顔を洗っていたら
目の中にお湯が勢いよく入ってしまい私は思わずまぶたを手でおさえました。

「フフフッ・・・」

その瞬間、女の人の笑い声が聞こえてまだ目を開けられないでいた私は
誰か入ってきたのかな?と思いました。
やっと目を開けるとやはり私ひとりで、その声は入り口とは反対側の
湯船のほうから聞こえてる事に気がつきました。

次に「ララララ~♪」だか、かすかに鼻歌のような声が…
早々に部屋に引き上げました。おわり。 

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