白い人影

279 霧亥 2006/06/12(月) 00:12:30 ID:6M+0bYMQ0\
私に実際経験したことですが、怖くないかもしれません。
夢おちであると思いますが、自分の行動もはっきりとしているし、
夢だったと思えません。
しかし、私にとってはいまだに怖くて、思い出すたびに廊下を見てしまいます。

祖父が亡くなったのは去年の二月でその年の話になります。
去年のお盆(8月13~16日)の最後の日の深夜だったと思います。

深夜2時頃、私は自分の部屋のベッドで漫画を読んでいました。
そして眠くなったのでベッドの上から椅子の上に置いておいた
携帯電話で時間を確認して、蛍光灯を小さい電気に切り替えて就寝しました。
その時、確認した時間は間違いなく2時30分でした。

ふと目が覚め、蛍光灯のオレンジ色の電気をしばらく見ていました。
私はボーッと蛍光灯を見ていましたが、異様な雰囲気を感じていきました、
そしてついには我慢できなくなり、体を起こそうとしました。

しかし私の体は動かず、起き上がろうにも起き上がることが出来ませんでした。
いよいよ私は恐ろしくなって大声を出して隣の部屋で寝ている両親を起こそうとしました。
しかし、私が「助けて」と叫ぼうにもなぜか声からでるのは
「ぁ・ぅ・ぇぇ・・」といった様な声にもならない声。
何度も助けを呼ぼうとしましたが「ぁ・ぅ・ぇぇ」「ぁ・・ぅ・ぇぇ」としか声を出すことは出来ません。

ふとドアを見ると、私が寝るときにはドアは閉めたはずなのに、半分くらい開いているドア。
更に怖くなり助けを呼ぼうとしましたが、出るのは声にならない声。
そしてまたドアの方に気配を感じてそちらを見ました。

ドア半分の間から白い人型の影。
頭から下にかけて真っ白で私は声を失いました。
白い影はゆらゆらと廊下の上を揺れていました。
その影は私に向かって「※※※」と何度かいってました。
ハッキリと発音ではなく聞き取りずらかったのですが、私の名前を呼んでいると思いました。
そしてその影はドアの間から消えて左の方にいなくなったのです。

いなくなってドッと疲れがでて大量の汗をかいているのが分かります。
体が動くことを確認すると椅子の上に置いてある携帯電話で時間を確認しました。
その時間は3時30分でした。

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