セキセイインコ

152 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/04/16 11:49
知り合いの父ちゃんの話。

その人の家系は、沖縄で霊媒師みたいなことをやっていたそうだ。
それに関係しているのかはわからない。
その父ちゃん、体が悪くて(病名までは聞かなかった)何年も寝たきり。
何度も「今夜がヤマだ」という状態になったらしい。
そのたびに、その家で飼っている小動物が死ぬ→父ちゃん持ち越す、を
繰り返していたそうだ。
いつものことなので、家族も「そういうものだ」と考えていたという。

ある時、また父ちゃんがヤバいことになった。
運悪く、その時はなにも飼っていなかった。
家族の誰もが「もう駄目だ」と思っていると、
窓からセキセイインコが飛び込んできた。
捕まえて籠に入れておくと、案の定その日のうちにインコが死んだ。
そして父ちゃん復活。
その家族にとっては、もはや不思議でもなんでもなく、
あたりまえのこととして認識されているらしい。

その息子(つまり私の知人)の職業が焼鳥屋というのは
あまり関連がないかもしれない。多分。

その焼鳥屋での私の体験談。

飲み過ぎた日は、奥の座敷で眠らせてもらうことがあった。
その日も、遅くまで呑みちらかして、そのまま座敷で爆睡。
ふと目覚めると、ふすまで隔てられた店内が騒がしい。
まだ賑わっているようだ。
閉店間際の時刻から随分眠ったつもりでいたのに妙だと思いつつ
ふすまを開けると、すでにそこは真っ暗。しーんと静まっている。
足下に、鍵と一緒に「帰るから施錠しておけ」というメモがあるだけ。
怖くなって、鍵もかけずに逃げ帰った。

翌日、その事を伝えると、「よくあるよくある」だと。
このオヤジとつきあっていると、こういう出来事も不思議体験じゃなくなる。
他にもあるので、折を見て報告します。 

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