バンガロー

594 名前:その1 :2001/07/27(金) 21:48
3年前のこと、とある会の幹事を致しまして、
川のそばのキャンプ場をセッティングいたしました。
バンガローに荷物を置いて、川遊びをしようと言うところで
5号バンガローに荷物を忘れた女の子がいました。
そのキャンプ場は、貸し切り状態だったので、特にカギもかけずに
バンガローを出たのですが、ドアが開かない、、、。
近くにいたオレが、いろいろ試したんだがあかない、、、。
よくよく見るとここには外側から開けるカギはなく
内側のボタンを押したらカギが閉まるとのこと、
まあそれくらいシーズンオフになると忍び込もうなんて考えるやつがいない
山ぶかいキャンプ場だった。
おっかしいなーと手を止めると下からはゴーゴーと川の流れる音が聞こえてくる。
フイにトントンと内側から音がしたのでおやっ?と思ってノブを回すと、簡単にドアが開いた
部屋をあけてみるとみると、誰もいない。女の子はいやーな顔をしている。
こいつも聞こえたんだな、と思ったがカギの抜ける音だったんだということにして
泳ぎに行った。

で泳ぎ・・遠くの対岸の岩の上にガキが座ってこっちを見てる
ホント麦わら帽子なんかかぶって田舎のガキ。いいものみたなー
なんて思っているうちにいなくなった。
後で考えてみると、みんな見てたんだけどあのガキ変なことだらけだった
対岸は鬱蒼とした山。周りに民家もない、ほそーい道をのぼってくるキャンプ場はおれたちの団体で貸し切り
川はとても深い淵がオレたちのいる浅瀬のむこうにある。そこに濡れてもいないガキが麦わら帽子で、、、。
おかしいな今考えても。で泳ぎ終わり各自着替えにバンガローに
ここで炊事場にいるオレたちをよぶ声が聞こえる。ガキがなにやら叫んでる、木々の間にガキ2人
ちっちゃいのとおっきいの今考えても男か女か思い出せない。
「たおれたー。」ガキは言っている 

「何がー?」と問うがこどもたちは、バンガローの方へ走り去っていった。
オレたちむさい男たちがのっしのっし走っていくと5号バンガロ-の前の
階段にさっきの女の子と同室の女の子が昏倒している。
今思うとあの場面が一番こわかったな。階段下が頭。足がバンガローの入り口。
白目むいて口パッカリあけて女が倒れてる。「ドア無理矢理引っ張ったな。」
これがはじめおれが思ったことだけど、さっきのことがあったから
いやーな感じがした。で介抱。けがは軽傷、
口の重かった、女の子だったが同室の女の子に話したところによると泳ぎから帰って
部屋に入ろうとするとしまっていた、思いっきり引っ張って中を見ると、男の子が
背中向けて座ってた。女の子曰く「ゲームボーイやってたみたい。」思わず笑ったけど
さっきのことがあったので、思わず鳥肌が立つ、、。
「うわやばい!」と思ってドアを閉めたら気が遠くなって倒れたらしい。 

で後はあんまり書くことがない。頭を打ったらしいので女の子を下界に
ついでに送っていった男と倒れた女はそれが縁かどうかわからないが、
この春、めでたく結婚した。
で問題は、よびにきたガキ。あいつらは後で考えても、何者だったのかわからない
ガキなんぞいなかった。
断じていなかったが、その時はけが人がでていろいろと忙しく気づかなかった。
ホントは気づいてはいたけど、そのキャンプ場にいる間はその話題は話したくなかった。

で、因縁話。いっぱいでてきた。なぜか12号室だったが、なんでいく前に教えてくれなかった!
と言うくらい、、、。
ホントの話だけどなんかウソっぽくなったね   おわり 

608 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/07/27(金) 22:36
>>606 ほんのりどころか、結構怖い話ですねえ。

> で、因縁話。いっぱいでてきた。なぜか12号室だったが、なんでいく前に教えてくれなかった!
因縁話も教えてくれませんか?


610 名前:606 :2001/07/27(金) 22:52
>>608
毎年その川では死者が出る必ず男の子。そういや危険の看板が多かった

12号室ベランダでは黄色い服きた男の子の幽霊が。身近な人に目撃談あり
部屋で話しているとガラスには自分たちの姿が、みえにくいんだけど、
なんかベランダに黄色い洗濯物がかかってひらひらしてる。一人書きになって話をしながらじっと見てる
その姿を見てみんなもベランダを直視。声をひそめて言う「あっ男の子!」
みんなびびりながらドアの方へ行き一斉に隣のバンガローに、、、と言う体験をしたそうです。

12号室には冬場借金苦の初老夫婦が全国をバンで放浪していて、そこに潜り込み奥さんだけ死んで
旦那は春まで山を下りてこなっかったという話もあった。冬中死体がそこにあった。

小動物の死体がいっぱい転がっていた年があって、気味悪かったという人もあり。
そんなくらい、、、。

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