737 :本当にあった怖い名無し[sage]:2011/08/13(土) 19:25:12.73 ID:rIAviB3Ei
遅くなりました 
墓参りに行ってて思い出したじいちゃんのじいちゃんの話 
書きにくいので、じいちゃん目線で書きます 
じいちゃん〔じいちゃんのじいちゃん〕 
は代々の猟師で、深い山奥に山小屋を築いて何ヶ月もこもり、一匹の大きな犬と猟をして 
時折、妻と子が住む山陽側の山裾の集落に降りては 
なめした革と干した肉を持って下りて 
糧にしてた 
ある日、犬が走り出したのでじいちゃんは 
獲物かと半日近く犬を追いかけたら 
大きな猿が、子供にジリジリと間を詰めてて、 
こりゃイカンとじいちゃんは鉄砲をぶっ放し、 
次弾を込めて,猿を狙い直したら 
なーんもいなくなってた 

ありゃりゃりゃと思った 
じいちゃんは犬を呼ぶと 
犬が甘えるような切なそうにくう-んくう-ん 
と鳴く。それでじいちゃんが辺りを探ると 
沢の音が聞こて来て ,音の方に行くと 
犬が伏せの格好で沢の反対がわ 
薮が繁った方を向いてた 

じいちゃんはここらの山は知り尽くしてるので 

沢などあったか?と?マークを沢山 
作りながら、犬のそばに行くと 
とても古い祠があり、苔や薮に荒らされて 
みすぼらしかったらしい 
じいちゃんは犬を撫でながらさっきの猿が消え, 子供も何処にも居ない事に 
むむむっと思いながら沢で水を補給して、 
遅い昼飯を食べつつ犬を見ると 
先ほど猿に襲われてた 
子供がじいちゃんの犬の頭を撫でてた 
じいちゃんは腰が抜けるほど驚いて、 
子供に叫んだ 
ゆっくり離れろと 
その大きな犬はじいちゃんは以外に人に慣れず、人も噛むので山から降りる時は、 
山裾に括ってたらしい 
だけど犬はおとなしくして、じいちゃんはまたむむむっと思った 

携帯かきにくいです 

犬に駆け寄り、犬の首を抱きしめ抑えながら 
じいちゃんは子供にさっきの猿はどうした 
怪我はないかと尋ねると 

さっきのヒヒは昔に海を越えて来た 
我が力が弱まり、キバもおられてこのままだと 
奴が力を取り戻してしまう 

と 

それでその方の牙を貸してくれ 
出雲大社に行って其方の牙を磨いて来てくれと言われ、指を差して来た 

子供は顔つきは男の子だが、白銀の髪を腰まで伸ばした姿で 
それ以上とてもとても話しかけられなくて 
でも子供の指を指した腰をまさぐると 
じいちゃん自慢の山刀に触れた 

じいちゃんの山刀は刃渡り60センチぐらいあり、刃の幅も7センチぐらいで 
でっかいナタではすまない自慢の一品だったそうです 

無言で山刀を差し出すと 
子供はこくりと頷き、頼むぞと言い 
道中疲れたり、迷ったらコレをかじれと草の入った泥団子 
後ろから嫌な気配がしたら、コレを打てと 
じいちゃんの鉛玉に爪で文字?梵字? 
じいちゃんは字が読めんから良くわからない細工をされて持たされた 
じいちゃんが子供の頃、先代や先々代がこの辺りの山には 
子供の格好をした神様がいる 
で出会ったら、粗相の内容にと言われたのを 
思い出し、犬の首を話してそのまま土下座した 
隣の犬も自由になったのに、その場で伏せたようだったそうです 

じいちゃんが頭を上げるともうそばに誰もおらず、でも確信を持って祠に戻ると 
さっきは無かった御神体 
犬のような御神体が鎮座してて、じいちゃんはヤッパリな 
と思いながら藪を刈り苔を取り 
祠を綺麗にして,干し肉を供えた 

じいちゃんは神様のお使いとばかりに 
喜び、しかし出雲大社など行った事などないぞ 
と焦りました 
その時、はっきりと声が聞こえ、その声が真っ直ぐ進め 
犬はおいて行けと聞こえたそうです 
じいちゃんはこの犬を拾ったのはここほど深い山だったな 
なるほど、なっとく 犬も神様のものだったか 。 どうりで胴体だけで1mもあるし、クマも倒す訳だと思ったらしい 

そっからじいちゃんは深い闇を何度も死にかけながら、でも確実に前から引っ張られる用に歩いて、玉と火薬と火種と草団子? 
が尽きるまでに出雲大社のふもとについた 

ついた時に気がついたのは何ヶ月も風呂に入らず、さらにみすぼらしい服の山男 
自分が出雲大社に入るのがとてもとても恥ずかしく思い 
鉄砲と火薬と玉を質屋にいれて、宿に泊まり、風呂に入り 
それなりの服とお供え物をもって出雲大社 

さてと、出雲大社の前に着くと 
待ち兼ねてましたぞとじーさんは 
出雲大社の裏山に連れて行かれ 

神主にかしこみかしこみ?良くわからんが 
何か言われて山刀をもっていかれた 

それから、巫女さんが7のかナナバン?? 

祈るというので、長いねというと 
貴方の牙は血を吸いすぎです 

ニッコリと言われたって 
じいちゃんはは巫女さんが驚くほど綺麗で、だから一生懸命言い訳をしたって 
先々代受け継いだ刀だから 
沢山の血を吸ってるが,自分はまだ猟師になって10年だと 自分がやった血でないと 

巫女さんはじいちゃんの話を聞くと 
クスクスと笑ったんだって

7日7夜の間、まあ出雲大社の話は省く 

帰り道は驚くほどほど 
足も軽く後ろから押されるようだったそうだ 
で、じいさんがあるはずの無い沢と祠がある山に入ると 
じいさんの犬がいて 犬の後を追いかけたら沢に出たらしい 
祠にじいさんの山刀を収めようとしたら 
後ろから声がして、振り向いたら子供がいた 
すごいニコニコして、両手を出して針咲かんばかりの笑顔だったらしいです 

じいさんは山刀をわたし、綺麗な巫女様に迷惑になったと告げると 
しっちょる 美しいかったであろう 
っていわれたと 

こっから神様がヒヒと戦うんけど 
続きいる?? 

ヒヒと戦うってか 
大きな犬かオオカミがじいさんのの山刀をくわえて 
倒したんだって 

で じいさんが生活の糧にしてた銃と山刀がなくなって困ってた話になるん 

じいさんが生活の糧を無くして山から降りて 何ヶ月も家で 寝てたら、 美しい巫女様とじいさんの山刀を大事に両手で 
抱えてる子供が夢に出て来たそうだ 
子供はじいさんに笑顔をむけて 
隣の巫女様も嬉しそうです 
巫女様がこの子が封じました 
だが、牙は返しなさい 
巫女様が優しく言う 
子供が顔を泣きそうな顔をしたので 
じいさんは刀も差し上げます 
お使い下さいと言ったらしい 

そしたら 
巫女様が優しく言う 
子供よ 主のために糧を失った 
面倒見るとはっきりと言いなさい 

子供はわしが面倒見るとはっきりといい 
両手に抱きかかえていた 
山刀を巫女様にわたし 
大きな大きな犬かオオカミ違うとこは 
真っ白な体に真っ白な髪の毛が耳の後ろから垂れてた 

まあじい様の話はは適当で言いんです 
僕のじい様が体験した話が素敵なんだけど 
聞いてもらえますか?? 

じいさんが山刀を渡すと 
子供が日本刀のような物渡してきた 
じいさんが抜くと刃が半分以上おれてた 

じいさんが折れてると聞くと、子供は泣きそうになったらしい 
そして、じいさんの犬に折れた 
牙の後を紐で根を括った首輪をむすんだ 

犬が嬉しそうです悔しかったって言われた 

山刀を子供に渡すと、子供は見るからに立派な鞘の刀を渡してくれた 
じいさまが抜いていいかと聞くと、恥ずかしそうな顔で、コクリと頷く。 
じいさまが鞘から刀を抜くと、とても美しい両刃のしかし30センチぐらいで折れた 
軽くそりのある刀だったそうだ 
鞘の長さは2メーター近くあり、じいさまは子供にさぞ立派な刀だったのですねというと 
じい様の犬に立派な牙の付いた飾り付けを犬の首に巻きながら 
コクリと頷き、ソチには迷惑をかけたな 
今日はここで休み、明日にも裾へ歩け 
山で牙がないと困るであろう 
それをもって行け 
と言ったらしい 

じいさまが鞘に刀を収め、あらためて子供を見ると、辺りには誰もおらずただ犬の足元に魚と木の実があったので、 
魚を食べてその日はそこで過ごし 
翌朝あらためて祠を洗い、頭を下げ 
いざふもとへと振り向いたら、じい様の体を風が突き抜けた。よよよとフラつきつつ 
前を見ると、とてもとても大きな山犬かオオカミが凛とたち、足元にじい様の犬を携え口にじい様の山刀をくわえて立っていたのだと 
じい様の犬が誇らしげだったのにちょっとムカついたとも言ってた 
その大きさはじい様の犬の3倍ほどだったという 
ただ尻尾が胴体ほどあり、見事だったらしいです 
左の牙のは今でいうサーベルタイガーの様ですが、右の牙は折れてる。そこにくわえたじい様の山刀が横に出て 
ああなっとくと思ったじいさんはあらためてお辞儀をし、家へ向かって歩く初めた 
じい様の犬が当たり前の様に先導するので、付いて歩くと1時間ほどでふもとに出た 

1時間ほどでふもとに降りれる訳は無い 
普通は2日掛かるぞと思たが、まあこんな物かなとも思い、家に戻った 
家に帰ったじいさまはこれからどうしよう 
畑でも切り開くかとか思いながら 
何ヶ月も家でゴロゴロして妻の畑の手伝いで貰う少しの糧で食ってたらしい 
ある夜夢を見た 
その夢はとてもとても美しく楽しく人に語るのも惜しかった見たいだった 
夢の中、じいさまは出雲大社で見た巫女様と、両手で山刀を抱えた子供がいて 
巫女様がソナタの牙で子供がヒヒを封じました 
とニコニコと微笑み伝えてきました。 
隣の子供を見ると、ニコニコと喜びとても誇らしげだった 

じいさまは嬉しく思い、お役に立てて嬉しく思います 
幸せに思いますと言ったら 

巫女様がソナタの糧を得る手段も捧げたから勝てたみたいに言って、子供の頭を撫でながら、せめて牙だけでも返しておやりと 
子供に優しく言ったらしい 
子供は大事に両手で抱えてたじい様の山刀を泣きそうな顔で差し出してきた 

じい様は子供がかわいそうになり 
わしは子供から立派な刀を借りている 
それで至極満足してます。山刀は収めますと言う 

巫女様がさればソナタの糧まで貰ってしまう ならば、子供にソナタの糧の面倒を見せましょうと子供に諭す様に言ったらしい 

子供は先ほどと打って変わって、すごく嬉しそうに笑いながら、山刀をぎゅっと抱き締め直したら、わらわが童の面倒を見るぞ 

糧がいる時はわらわの家にこい 
犬に案内させる 

巫女様と子供がさる時、子供が犬の後を追ってこいと言い 
子供は巫女様の後を付いて去って行った 
じい様はそこから一歩も動けぬまま、でも追いかけたくて、追いかけたくてどうしょうもないままに目が覚めた 
その日、じいさまは山へ行こうと山小屋への道を歩いてると道から離れた場所にじい様の犬がいる 
犬の居る場所に藪をかき分けて行くと、踏みならされた道があった 
これが子供の行った事かと奥に進むと祠の沢にでた 
沢に出て、祠に手を合わせていると後ろから子供の声がした 
振り向いたら、子供がじい様の山刀を大事に抱えてる。もうその時のじい様は子供を神様と認定していたので、土下座したらしい 
頭を下げて居ると子供の声が、このキノコを町に降りて売れ 
いい薬になると言われた 
頭を上げると、とても持ち帰れないほどのキノコと魚と木の味がおいてあった 

じい様はとても持ち帰れない 明日はカゴを持ってくるので今日はキノコをもって帰ります 
といいまた頭を下げた 

子供はいつでもこい 童がくるのをいつでも待っておるぞとじい様にいうとひゅってきえたんだって 
そしてじい様の犬が偉そうに座ってる 
くそう犬めと思ったが、神様の物に手だしできず、帰るぞと言ったら犬が歩き出したので、 
キノコを抱えて犬の後ろを付けて歩いた 

ああやはりと思うほどの時間でふもとに付いた 

じいさまの持って帰ったキノコは町で高く売れ 
ジッ様の持って帰る魚は村で喜ばれた 

それから何年もたち、ある日祠に行くと案内してたはずの犬が祠の前で伏せて動かない 
じいさんがそばによって触ると死んでた 
じいさんは犬を祠の隣に埋めて 
手を合わせていると風がじい様の体を吹き抜けた 
振り返ると大きな尻尾の大きな山犬かオオカミが凛と立ち足元にじい様の犬が誇らしげにいて、すごく安心した 

帰り道は当然の様にじい様の犬が先導してくれた 

ここでじい様の話は終わり 

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