下山予定時間

41 :本当にあった怖い名無し:2008/12/25(木) 11:00:19 ID:9UlcxbHR0
ちょっと長めです。読みにくかったらすみません。 

大学時代にワンゲルに所属してたんだけど、4年間で1度だけあった不可解?な話。 

1年の夏合宿で尾瀬に行った。 
2日目に燧ケ岳に登った時のことなんだけど、登りは少し予定より時間がかかったけどそれなりに順調だった。 
時間がかかったとは言っても山頂着の時点で1時間はオーバーしていなかった。 
確か30分かそれくらいだったと思う。 
だから、それほど気にせずそれ以降の予定をそのままずらすことにして、 
昼食はしっかり食べて、休憩もちゃんと取ることになった。 

おかしなことがあったのは下山の時。 
途中からまったく誰にも会わなくなった。 
登ってくる人がいないにしても、下る人もいない。 
そして、降りても降りても麓に着かない。 

ここで一応書いておくけど、うちの大学は女子大で、他の大学と合同ではなかったから当然部員は全員女子。 
体力があまりないことを前提に、いつも予定時間はエアリアに書いてある時間を1.5倍して余裕を持って計画を立てていた。 
1年は初めての長期合宿とは言え、先輩達は既に何度か経験している訳で、いくら予定がずれたとしても数時間単位でずれるなんてのはおかしなことだった。 

結局、下山予定時間を2時間過ぎても麓に着かなくて、とうとう日没。 
あたりはすっかり真っ暗。 
周囲はずっと同じ景色、傾斜もあまり変化がない。 
それでもペースは崩さずにとっていた1時間毎の10分間の休憩の時、 
とりあえず、あと1時間歩いても麓に着かなかったらそこでビバークするということになった。 
前日、近くに熊が出たという話しも聞いていたから、結構皆gkbrだった。 
もっとも、結果的にはそれが最後の休憩になった。 
この休憩の後で先頭が代わり、暫く行くと小屋が見え始め、その後はあっけなく30分くらいで麓についてしまった。 
まあ、お陰でちゃんとテントで寝れた訳なんだけど。 

歩きながらも思っていたんだけど、あれはよく聞く狸や狐に化かされてる状態だったんじゃないかなと今も思う。 
タバコがあれば良いなぁとその時ばかりは本気で思ったけど、私含めて非喫煙者ばかりだったし、 
もし喫煙者がいてもそんな話をしたところで笑われるだけだったろうけどw 
普通に考えれば、ただ単にペース配分間違えただけなんだろうし、 
他に人がいなかったのもとっくに他の人たちが下山しきってただけで、 
景色が変わらなく思えたのも見晴らしの悪さのせいでそう感じただけなんだろうけどね。 

でも、もしあの時先頭が代わらなかったら…とも思う。 

最終的に予定から3時間遅れで麓について、先行していた顧問はとっても心配していた。 
その合宿中、それ以後おかしなことは一度もなく、以降の3年半の間にも予定が大幅にずれると言うことはなかった。 


あれから7年経ちましたが、これが山で体験した唯一の不可解な出来事です。



59 :本当にあった怖い名無し:2008/12/26(金) 05:31:26 ID:Xx/O+q4y0
>>41>>42 
燧ヶ岳からの下山路は尾瀬ヶ原方面と福島側の御池に向かうコースが 
1本づつ、尾瀬沼方面に向かうコースが2本でしたっけ? 
あと利用者は少ないらしいけど三条の滝の手前の温泉小屋に向かう道もあったかな。 
もし差し障りがなかったらどの下山路で起こったことなのか教えて下さい。 



60 :本当にあった怖い名無し:2008/12/26(金) 08:49:58 ID:5Ef/RlB90
>>59 
登りは長英新道、下りは見晴新道です。 

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