スキー宿

305 名前:某専門板住人(通行人) 投稿日:2001/02/17(土) 14:23
これは自分の体験ではないのですが。 

私の古くからの友達から聞いた話です。 
その友達が数人で妙高にスキーに行ったのです。 
学生でお金もなく宿泊費の安さに引かれてその民宿に決めたそうです。 
民宿の目の前がスキー場で玄関からスキーを履いてコースへ。 
そんなロケーションで最初はとても喜んでいたそうです。 
しかし初日、夜になると非常に寒い。目が覚めるほどに。 
オーナーにそのことを伝えて、そしたら火鉢を貸してくれたそうです。 
1酸化中毒にならないように窓を少しだけ開いて、また寝たそうです。
そしたらこんどは外を滑るスキーヤーの滑る音がうるさい。文句もいえない。

しかし、ふと、、なんでこんな深夜にスキーしているんだ? 
外を見てみると照明も落とされていてスキーが出来るわけない。 
あまり深く考えないで部屋も暖まったし火鉢を消し、窓を閉め寝たそうです。
そしてまた寒さと外から聞こえる 
音で目を覚ましました。こんどは話し声だったらしいです。 
ここでさすがにおかしいことにきずいたが怖くて布団の中から出れなかったらしいです。 
しばらくして、こんどは窓を誰かが、たたいてる。 
窓を見ると外に誰かが立っている。ノックしている。 
あ、雪カキでもしてたんだ。と安心して窓を開けてみると 
誰もいない。開ける寸前までそこに見えていた人影も。

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