谷の下から

226:04/11(水) 10:18 hx6+Oj6a0 [sage] 
さげ進行ですよね?まだこのスレがあってホッとしました。 
先週土日の話ですから、けっこう生きがいい話です。 

神奈川県のM田町は低山ですが急勾配のルート(というほどのものかな?) 
が多く、結構ジコもあるのでしょう、そんな話を本でも読んだりした記憶があります。 
でも、その日出かけたのは、観光協会のハイキングマップにも出ているようなところです。 
歩き始めて、日向向きの道では、「花が綺麗だ、来てよかったな。」しかし日陰にはいると、小さい子供を連れて来たのを 
後悔するような不安な気持ちになる場面もありました。出来事があったのは、そんな日陰に勾配した杉林の中の道でのことです。 
杉林の奥にあるだろう谷の下から、太鼓の音のようなものが聞こえるのです。 
どーんどーんではなく、ドンドンドンドンドロドロドロドロドドンドンというような。 
私はきっと谷には集落があって、そこできっと「法華の太鼓」のような宗教行事がおこなわれているのだろう、と 
考えました。しばらく人家も見なかったせいで、その音に親しみを感じ、ほっとするような音の近さでした。 
(帰宅後、ネットの地図で確認したところ、集落はおろか人家も見当たりませんでした) 
その時は、「天狗さんの太鼓かな?」と言ってみました。 
娘は「そういうのあるの?」と答えました。 

道は上がったり下がったり、明るい雑木林と暗い崖道を蛇行していきます。下った底には沢があります。 
簡単な丸太橋がかかっています。そんなことを結果的に3、4回繰り返して進みました。 
進みながらまた違うものが聞こえるのに気づきました。それは呼ぶ声です。 
向かう斜面から聞こえるようにも、また今回のルートとは接しないが、すぐそばの斜面のどれかから 
聞こえるようにも思いました。 
「おーい」「おーい」 
何度もくりかえします。あいまに、なにか言葉が入っているようです。よく聞くと 
「こっちこいよー」と言っていました。 
そんな声が、到着地点に達するまで、断続的に聞こえました。 
「誰か遭難して、助けを求めているのかな?」と娘に聞いてみました。 
「だとしたら、違うことをいうと思う。」と娘はいいました。あまりしつこく自分がいうものですから、 
「もうその話なし!」と娘にいわれてしまいました。「犬を呼んでいるんだよ」とも。 

無事ついたゴール地点路傍には、道祖神の祠がありました。お賽銭は上げられませんでしたが、 
手を合わせてきました。それだけなんですけどね。 

途中途中擬木の標識のほかに、赤テープで立ち入りを禁止して、新しい矢印のプレートが設置して 
ありました。声を近く聞いた場所でした。 

あと、「まむしぐさ」という野草があちこちに....。最初携帯(圏外)で撮ってましたが 
あまりにたくさんあって撮るのをやめました。匂いまでただよわせてましたよ。 

あの場所で何があったか知ってる人が居たら教えてください。 
最m寺跡からYDRGにかけてのルートです。同じことがあったら、教えてください。 
また、オカルトでないとしたら、ぜひ教えて欲しいのです。 
あと、コンビニ系のゴミは絶対まきちらさないように。花の綺麗なところです。 
西丹沢はヒルが増えて来ているそうですから、塩やライターは要るかもしれません。 

前の話へ

次の話へ