メリーちゃん

173 本当にあった怖い名無し sage 2011/04/27(水) 19:46:09.32 ID:noZkFn+C0
怖くはないのかもしれない 

自分が小学5、6年のとき、兄貴とばあちゃんと3人で家に居たんだよ。 
両親は共働きだったから、帰ってくるのは二人とも午後9時くらいだった。 
んで、確か午後7時位だったかなぁ?ばあちゃんが風呂入って部屋に行った後に家の電話が鳴ってさ 
電話を取る前は、親のどっちかが「帰りに何か買ってこようか?」って電話だろうと思って 
普通に取ったんだよね。そしたら受話器の向こうからは何にも聞こえないで 
ちょっとしたら「ブツッ」って切れたんだよ。まぁでも田舎だし、携帯の電波が 
悪かったんだろうって思ってたのね。そしたらその5分後位にまた電話がかかって来てさ 
今度は兄貴が取れよって言って兄貴に取らせたわけ。そんで兄貴が受話器を取ったわけなんだけど 
兄貴は凄く怯えた様な、変な顔をしてさ、すぐ受話器を置いちゃったんだ。 
どうかしたの?って聞いたら、何か変な声がしたから切ったって言うんだよね。 
当時家の電話は、変な勧誘が怖いからって電話帳にも載ってなかったんだ。 
だから、きっと何かの聞き間違いか、兄貴が俺を怖がらせようとしてるんだって思ってた。 
そして、その後また電話がかかって来た。お前が出ろって兄貴に言われて、受話器を取ったら 
受話器の向こうから「ワタシ、メリーチャン。アナタノウチニイルノ」って機械音みたいな声で 
喋りかけられた。流石に怖くなってすぐに受話器を置いたら、兄貴がお前も聞いたか?って言ってくるんだ。 
どうやら兄貴も同じようなことを言われたらしい。俺らは怖くなってまた電話がかかってきてもシカト 
してたんだ。 

そしたら5分おきぐらいに、親が帰ってくるまでずーっと電話がかかってた。 
俺も兄貴も涙目で耳塞いでたんだ。そしたら玄関のドアが開いて、ふすまが風でゴトッって動いたんだ。 
びっくりしてそっちを凝視してると、何のことはない、親父が帰ってきたんだよ。 
そんで、親父に事の顛末を話したら、怪談「メリーさん」を真似たいたずら電話だろうって言って、未だ鳴り続けてる
電話を取ったんだよね。そしたら電話の音量を上げた訳でもないのに、家中に響くくらいの大音量で 
「アハハハハハハハハハハハハハハハ」ってあの機械音みたいな声が聞こえて来たんだ。 

流石にその晩は怖くて家族全員(ばあちゃん除く)で一緒に寝たよって話。 
それからは特に何もないけど、あの耳をつんざく笑い声は10年程経った今でも鮮明に覚えている。 
オチがなくて悪いね。 

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