お腹が膨らむ

507 :本当にあった怖い名無し:2012/08/29(水) 11:54:22.26 ID:SM3Y8D1o0
当時、高校3年生だった私、ちょうど8月の猛暑の日に友人たちと一緒に夏の風物詩、肝試しをしに地元で有名な心霊スポットへ行ったんだ。

私は霊なんか信じている方じゃなく怖いともなんともなかったんだけどね。
目的に到着してまあ夜だから雰囲気は出ている。
でも夏だからちょうどよい涼しさだったからみんなお散歩気分。

そのお化けが出る場所は子供の霊がよく目撃されているらしく私たちは呑気に子供の霊だから出たら一緒に遊んでやろうと楽しげに会話しながら探検していった。

お社があったり供養のお地蔵さんがあったりしてそれなりに怖い雰囲気はあったけど霊には遭遇しなかった。

一通り見て回ったんで帰ろうかと言う事になり帰宅する事にその時、一緒にいた友達のSちゃんがいきなり嘔吐したんよ。

もうみんなは驚いて大丈夫と背中さすったりして心配した。
Sちゃん曰くお腹に違和感がしたと思ったらいきなり物凄い吐き気が来て瞬間的に吐いてしまったと言った。

「もしかしたら憑依されたんじゃ?」「怖い事はやめてよ」みたいなお決まりの展開がありその日はそれで終わり。

次の日も次の日もSちゃんの身にはなにもなく普通に学校に来てたから「ああ、大丈夫だな」と思っていた。

でも肝試しをした日から2週間ぐらいした後 それは起こった。
学校からの帰りSちゃんと一緒に楽しく会話していたら突然、「ウッ!」と言ってSちゃんがお腹を押さえしゃがみこんだ。

「どうしたの!?」と言って覗きこんだら・・・・!!!
 Sちゃんのお腹がプクーッと膨らんで行く光景が飛び込んできた。

「ウゲェェェェェェェ!」 Sちゃんは大量嘔吐。
お腹は膨らんでまるで妊娠した女の人のようになっていた。

嘔吐が終わるとSちゃんのお腹はスーッと元に戻っていき
「大丈夫、大丈夫だから」と一言。現象について尋ねると
一昨日から突然 お腹が膨らみだし吐いてしまう事が起きるようになったと。

そして吐き終わると膨らんだお腹は元に戻っていくと言った。
もちろん病院で診てもらっても原因不明
 突然、発作のようにこの現象が起きるから嫌だと彼女は言っていた。

それから私は何度かSちゃんのこの原因不明の現象を見る事になる。
日曜日の日、彼女の家に遊びに行った時 部屋で遊んでいると
「あ、来た!お腹が出るっ!」とSちゃんは言いだしお腹を押さえる。
お腹が大きくなっていく 吐き気はせずに今ではお腹が膨らむだけらしい。

両手で膨らんだお腹を押しこんで元に戻していた。

それから20分ぐらいたってゲームをしてる最中
「ああ、やだ また来た お腹出るっ!」と言いだし
コントローラーを放り投げお腹を押さえるSちゃん。

お腹が「グゥゥゥゥ」と音をたて膨らんで行く。
両手で押しこみ元に戻す 一日に数回 膨らんじゃうとSちゃんは言っていた。

膨らむ光景を見て私は本当におかしいと感じていた。

そんなある日、これまたお約束の展開だけど別のクラスにFさんという霊感のある女の子がいて私は相談して見たんだ。
だって肝試しをした後に起きた事だからひょっとしたらと思って。

そしたら「連れて来てよ」と笑顔でいうから連れて言ったらFさんの顔が真顔になった。
教室にSちゃんと一緒にはいった瞬間だ。

「かなりお持ち帰りしてるよ。しかも場所が場所。これ言っていいのかな?」

言っていいよとSちゃんが言うからFさんは口を開いた。
「Sちゃんの子宮の中に大量の子供の霊が入っちゃってる。
Sちゃんがとても優しい性格をしてるからお母さんのようだと子供の霊が感じとってしまい入っちゃったんだ

お腹が膨らむのは子供の霊が子宮の中で動き回るから。
お祓いをしないと膨らむのは止まらないよ」

もう言葉を失った、子供の霊が出るとは聞いたけどこんな形で現れるなんて。

そしてSちゃんはお祓いを受ける事に。
私も一緒についていった。

すでに話を聞いていたお坊さんは準備は出来ているとSちゃんを連れて行った。
 私は部屋の隅で正座。
Sちゃんは部屋の真ん中で正座。
お坊さんがお経を唱え始めるともうすぐに異変が起きた。

「ああーーーーっ お腹がでるーーー!!」と突然 Sちゃんが叫び出し両手をおさえ倒れ込んだ 見る見るお腹が膨らんで行く。

Sちゃんはお腹を元に戻すがすぐに「また出るっまた出るっ!」
と叫び両手をお腹から離す事ができない。

「出るっ!出るっ!出るっ!出るっ!」 叫びのたうちまわるSちゃん。
お腹は出たりひっこんだりを繰り返す。
お坊さんのお経がとまりこう言った Sちゃんには残酷な言葉だった。

「苦しいかも知れないが子供の霊を外に出すために押さえててはいけない。
押さえるからまた霊を元に戻している」

Sちゃんは言葉を出さす震えながら首を振っていたがお坊さんが優しくなだめなんとかSちゃんは耐える事に。

Sちゃんは仰向けに寝て天井をじーっと見ている。
お坊さんのお経が再開した。
苦しい表情をして「お腹・・・・・出る」とつぶやくSちゃん。

お腹がどんどん膨らんでいる Sちゃんは天井を凝視して自分のお腹をみないようにしている。

プツップツッ!と音がした。 Sちゃんの服のボタンが飛んでしまった音。

Sちゃんのお腹は服が収まりきれず丸出しになっていた.
おへそが裏返ってしまっている。
私はもう両手で顔をおおって指の隙間からみている状態。

そしてそれは起きた。
お坊さんのお経がピークに達した頃Sちゃんのお腹がビックンビックン!と大きく痙攣しスーーッと元に戻っていった。

お坊さんは「終わりました。子供の霊は全部 浄霊できました
よく頑張ったね もう大丈夫だよ」と言いSちゃんを抱き起こした。

Sちゃんは安堵の表情で深呼吸して落ちつかせていた。
その後 お坊さんから肝試しという面白半分の行為をしてはいけないとお説教を受け私たちは帰った。
 その後 Sちゃんのお腹は膨らむ事がなくて普通に過ごすことができてたけど本当に怖い体験だった。

前の話へ

次の話へ