実際目にした出来事
973 :本当にあった怖い名無し:2012/08/07(火) 18:00:50.28 ID:8+5CNh5sO
学生時代、夏休みに住み込みのバイトした時に、実際目にした出来事です。
とある観光地にあるホテルの住み込みのバイトが決まりました。ホテルとは名ばかりの古い大きな旅館です。
仲居さん一人に私たちバイトが3~4人付いて、チェックインからチェックアウト屋までの接客と、チェックアウト後の掃除までをします。
古い旅館なので、当然いわくつきの部屋があったり、住み込み寮にも数々の噂がありました。
一緒に働いていた子が突然行方不明になったり、深夜にあり得ない場所から謎の悲鳴が聞こえたり、私はなんでこんなところに来ちゃったんだろう?といつ辞めようか思案していたそんな時、見てしまったのです。
その日はサヨさんという一番年配の仲居さんについていました。
サヨさんは今でこそヨボヨボの婆さんですが、かつて若い頃はその美貌と色気でたくさんの男をたぶらかしていたそうです。
(本当かよ~w)といぶかしがる私を尻目に、サヨさんは武勇伝を続けます。
他のバイト生も残りの部屋の掃除が終わり、こちらの手伝いに回ってきました。あとはトイレ→洗面所で掃除で終了です。
サヨさんはカビ臭いスポンジを持った手を、うす汚れた便器に直接突っ込みながら、
「けど、あたしゃ自分から声かけてたわけじゃないよ。全部男の方から近寄ってくるんだ」
「中には妻子捨てて一緒になろう、なんて言う人もいたけどさ、あたしが捨ててやったよ」
と。
慣れた手つきで便所の掃除を終えたサヨさんは、そのまま洗面所に向かいます。手にはさっきのカビ臭いスポンジ。
「結局さ、男なんちゅーのは女のカラダしか見てないんだ」
スポンジはまるでサヨさんの手の一部のようにスイスイ動き、洗面所のシンクはぴかぴかに。
最後にそのスポンジで、歯磨き用のコップをきれいに洗いエプロンの裾で水分を拭き取ると、ポケットから出した「消毒済」と書かれた袋をかぶせて、掃除終了。
その日で私はバイトを辞めました。そして、泊まりの旅行に行く時には必ずマイコップを持って行きます…。

