寺生まれのおばちゃん(54歳)

939 :本当にあった怖い名無し:2012/05/24(木) 00:05:54.20 ID:4vKjhEjB0
寺生まれのおばちゃん(54歳)の話。
知人のおばちゃんがちょっとした力があり、祓い屋のようなことをやっている。
嫁に行った後も、お寺で対応できないような心霊相談が来ると
おばちゃんに回すことになってるんだそう。

少し前、お寺から一組のカップルが紹介されてきたそうだ。
やつれて生気のない女性を、男性が心配そうに支えている。
彼の話では、彼女の部屋に毎夜幽霊がでるという。
彼が泊まると出ない。彼女は「気にしないで」と言うが、
日々やつれていく彼女を見てられず、無理やり連れてきたらしい。

おばちゃんの見たところ、女性にはなにも憑いていない。
しかし「気にしないで」「なんでもない」を繰り返すばかりの
彼女が気になり追求すると、男性が席をはずす条件で語り始めた。

曰く、毎晩男の霊がやってきて自分を犯すのだという。
軽い金縛りで始まり、胸を触り下も触る。
最初こそ驚いて嫌悪感もあったが、とにかく気持ちよくて、
自分からも貪るように求めてしまった。
夢かと思ったが、翌朝目覚めると全裸でシーツがぐっしょりと
ぬれている。自分がおかしくなったかと思ったそうだ。

しかし毎晩同じことが繰り返されるうちに、その男が来るのが
待ち遠しく感じられるようになった。
仕事中も、恋人と会う時も、一日中、とにかく一刻も早く
家に帰って眠り、あの男に抱かれたい、と。

おばちゃんが「日常生活に支障が出てる以上、祓うしかないね」と言うと
軽くためらい
「あの、せめて週に2回くらいだけ来てもらえるように頼めませんか?」
と言ったというから、どうかしてる。

その後、祓うため彼女の部屋に行ったが、何の気配も感じられない。
精神的な問題か? と思いながらもその日はおばちゃんがそこで寝ることに。
すると夜中に早速金縛りにあい、何者かの手が胸と股に伸びてきた。
おばちゃんが言うには、気を失うかと思うほどに気持ちよかったそう。
すぐに金縛りは解け、男の背に手を回し(細身で乾燥肌っぽいって)、
キスをし、いざ挿入って時に男がビクッと震え消えた。

この男、幽霊でも、彼女に執着してる生霊ですらもなく、
寝ながら幽体離脱(?)して遊んでた、普通の若い男なんだって。
たまたま彼女と波長が合い、いい思い出来たから道が出来たんだろうと。

「あの時、人違いだって気づいたんだろうねー、
むこうもはっきり見えるわけじゃないから。手探りでしょ」
豪快に笑うおばちゃんが、続けて恐ろしいことを言った。
「あんまりいいもんだから、捕まえて側に置こうかと思ったのに
逃げられちまってなー」

ただ幽体離脱してた普通の若い男が、元の体に戻れず50代婆の
慰み物として飼われていた可能性もある、という事実。
これが一番怖かった。なんかもう生々しいし。
ちなみにそれ以降、その彼女の家に男は出ないそうだ。

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