隣の車
674 :隣の車(1/2):2012/05/15(火) 19:53:19.48 ID:b1Iu7fpO0
隣の車
一昨日起こったこと
夜0時頃実家を出て、一人暮らしをしている家へ向かった。
土日はちょくちょく実家で過ごしているが、夜0時過ぎに家を出ることはまずない。
母の日だったこともあってそんな時間になってしまった。
半分ほどの道のりを過ぎた頃に違和感を覚えた。
2車線道路なのだが、余り車の通らない道。いつからか、一台の車(黒っぽい小型車、多分軽)が平行走行していた。
追い抜くわけでもない、追い越されるわけでもない。
多少のズレはあるのだが、ピタッと横について走っている。
信号停止した時も横にピタッと。
運転する人ならわかると思うが、信号停止する時などは、横の車と真横にならないように止まる。
少なくとも私はそうする。車内を見られたくないから。
だが、どんなにずらしても真横につける。
どんな奴だろうかと横を見ると、助手席の男も運転席の男も私を見ている。
広角だけあげ、閉じた口で。2人とも目を見開き、私を見ている。
もう泣きそうになった。別に私はブサメンな訳じゃないと思う。意味がわからなかった。
何とか捲かないと。そればかり考えながら青になるのを待った。
信号青ダッシュをしても数秒で横につける。
スピードを落とす。やはり向こうもスピードを落とす。色々考える。私に捲けるのだろうか。
ちらっと横の車を見る。助手席の人はさっきまで見開いていた目を細め、歯を見せ、こちらを見ながらニヤニヤ笑っている。
もう嫌だ。
アクセルを踏む。
前を見る。前しか見えない。
深夜の暗い道、スピードが出ている。メーターを確認する余裕がない。
事故ったら死ぬかもしれない。
きっと死ぬ。
数百メートル先の信号が赤だ。スピードを落とさないと。いや、このまま…それは…でも…。
徐々にスピードを落とし、信号のある程度前で急ブレーキを踏んだ。
ガクン、と衝撃が走る。
横を見る。停止線を大きく超えた例の車。
バックして私の車の横につける。
目を見開き、2人とも私の方をみながら口をあけていた。
「あははははははは、あはははははははははははは」
そう聞こえてきそうだった。
信号が青に変わった。もうどうすればいいのかまともな判断ができない。
なんとか捲こうとスピードを出した。
何人か轢いててもおかしくない状況。
曲がるには早すぎるスピードで左に曲がった。
無我夢中で知らない細い道を走りつづけた。
実家からうちまで3時間弱なのだが、回り道したにも関わらず予定通りの時間にうちに着いた。
あー怖かった。

