祖父は田舎の神社の神主
0734 本当にあった怖い名無し 2012/01/25(水) 23:10:39.79 ID:r+sCEqPLO
幼少の頃、母の病気で、祖父母の家に預けられていたことがある。
祖父は田舎の神社の神主で、神社の敷地内に住んでいた。
俺は遊び相手がいなくて退屈だったが、広い境内を遊び場にして、毎日を過ごしていた。
ある日、いつものように階段を上ると、猫の鳴き声がする。
動物好きな俺はワクテカしながら声の方に近づいたが、姿が見えない。 というかその声はどうも足元から聞こえるような気がした
俺は大変だとばかりに、鳥居の真下の地面を手で掘った。
しばらく掘り進むと、みかん箱くらいある大きい木箱の上部が見えた。赤茶けて汚い箱で、和紙が貼り付けてある。
紙には「いろは…」云々と書いてあったと思う。(今思うといろは歌?)
その紙を破り取ってフタを開けようと手を伸ばした瞬間、「何してる!?」じいちゃんの鋭い声ががした。
見上げると、いつの間にか登ってきていたじいちゃんが俺を見下ろしていた。
じいちゃんは俺に下に行くように鋭く命じた。初めて見るじいちゃんの怖い顔だった。
じいちゃんが俺を連れて行こうとした瞬間、子猫のようにか細い鳴き声だったそれが、フギャ~というような絶叫に変わった。
俺は半泣きになりながらじいちゃんに神殿に連れて行かれ、祝詞をあげてもらった。
俺は半泣きになりながら、じいちゃんに祝詞をあげてもらった。
じいちゃんはあの箱を掘り起こしたらしかったが、俺には「あの箱は悪い人が埋めたものだから、ああいうものには触ってはいかん。」としか教えてくれなかった。
おれはそれ以来、祠には近づかなかったが、それからは何事もなくしばらくして自宅に帰った。
この出来事は毎晩夢に見るほど強烈なものだったが、じいちゃんはその数年後亡くなってしまったので、詳しい話は聞けずじまいだった。

