1年5組の教室には幽霊がいた
0026 1/2 2011/11/26(土) 17:19:21.69
私が高校生の時の話、1年5組の教室には幽霊がいたらしい。
秋も深まり肌寒さを感じ始めるようになった頃だった。
部活の大会を控え、連日遅くまで練習をしていた。
練習を終え、片付けもして皆で教室を出ると、外は真っ暗、廊下も真っ暗。
ちょうど廊下の電気をパチリと点けた時だったかな、窓辺にいた数人が突然、
キャアーーと悲鳴をあげた。
見た?! 見た!!教室の中!
当人達はなんか盛り上がってるが、何も見てない私達にはわけが分からない。
「みんなどうしたの?」
「5組の教室に出たんだって。」
出たって何が?向かいの校舎の1年5組の教室を見たが、特に何も見えなかった。
落ち着いてから話を聞いてみると、1年5組の廊下側一番前の机の上に、人が座っていたと。
しかもその人はスッと消えるように居なくなったと。
見たのが1人なら勘違いじゃないのとも思うが、
複数人が同じものを見たと言っているので、これは本物かなって思った。
ちなみに廊下側一番前のその席は、私の席だった。
また別の日。
その日も部活で遅くなって、靴箱から外に出ると、すっかり暗くなっていた。
靴箱の前に冷水機があって、私はいつもそこに立ち寄ってから帰っていた。
その日も友達2人に、ちょっと待ってて、と断ってからいつものように冷水機へ。
するとまだ全然飲んでないのに、友達Aが
「○○ちゃん早く。」と、何故か妙に離れた所から私を急かしてくる。
なんだよやけに急かすなぁ、水くらいゆっくり飲ませろよ。
そう思いながら私はゆっくり水を飲んで、ついでに空になったペットボトルにも少し水を補充して……
私がタラタラしてる間も、Aは何度か急かしてきた。
おまたせ~と2人に駆け寄ってから、Aに
「何?どうしたの?何かあるの?」
と聞いたが
「ううん……」
とはっきりしない返事。
それから校門を出て、駅までの人通りの少ない暗い道を歩いている時に、Aが話してくれた。
「あのね、さっきは言わなかったんだけど、さっき、5組の窓から
(5組は靴箱の向かいの校舎の2階)誰かが○○ちゃんのこと睨んでたよ。」
えええええ怖えぇーよ!!
友達Aは霊感のある人だった。
私は零感。
結局私自身が霊的なものを見たことは一度も無かった。
超ビビりな私だけど、その後約半年間、その教室で普通に過ごすうちに
幽霊のことなんていつの間にかすっかり忘れちゃってたな。
人間て案外図太いもんなのか。

