肝試し
554 :本当にあった怖い名無し:2011/09/15(木) 17:40:40.91 ID:3Z4ks8wO0
はじめて書き込みます。長文ですいません
私が中三のときの話です。
家庭の事情で児童相談所に併設されていた一時保護所に約一ヶ月ほど入所していました。
そこのイベントで、夏に一泊二日のキャンプに参加した時に体験したちょっと怖かったこと。
地元T県の山中にあるキャンプ地で四方を山で囲まれた所でした。
参加者は施設を利用している小中学生数名(10人もいなかったと思います)と引率の先生が二人。
貸し切りバスでみんなわいわい騒ぎながらそのキャンプ地に行きました。
バスを降りたとたん体がゾクッとしました。山の中だし少し空気が冷えているのかな、と思ったのですが
纏わり着く空気が少し不気味でした。
何気なく当たり一面をしげしげと眺めていると、ある一方がすごく嫌な感じがしたのです。
囲まれた山のほう・・・そちらを向くと今までとは比にならないほど寒気がしました。
しかし楽しみにしていたキャンプです。しばらくしたらそんなことなど忘れて楽しみました。
昼食の後周りを散策することになり、みんなで山のほうへと入っていきました。
キャンプ地からしばらく行ったところに小さな川が流れていて、その上に5mもないくらいのつり橋が
架かったところにでました。
先生が突然「今日の夜肝試しするけど、この橋までくるコースだからね」といいました。ところがみんな大反対。
例に漏れず私も反対しました。
森に囲まれ鬱蒼としている中を行くって言うのも怖かったのですが、その橋がある方向は先ほど嫌な感じが
した山の方向だったからです。
結局そのコースは止めてテントを張った林の近くにある開けたハイキングコースを回ることに。
ハイキングコースとはいっても、学校の校庭のような感じでぐるっと一周舗装された道があり、内側は芝生
外側は林に囲まれている見晴らしのいい所です。
外灯もあるし、あまり怖い感じはしません。
夜になり肝試しをすることに。
二人一組で懐中電灯を持って一周してくるだけのシンプルなもの。スタート地点では先生一人と待機組み
もう一人の先生は脅かす役でどこかに隠れていました。
そして最後の番、私もペアの子と一緒に出発。外灯があるとはいえ、帳の下りた山の中はシーンと静まり返っていて
不気味な雰囲気をかもし出していました。
丁度半周した辺りに公衆トイレがあるのですが、その手前で隠れていた先生に驚かされ思わず叫んでしまいました。
わかっていただけにすごく悔しくなり、ギャーギャー笑いながら進みました。
トイレを通り過ぎて少ししたあたりを通ろうとした時でした。ガサガサ、と外側の林の茂みから物音が・・・
次の瞬間物音がした所から私たちに向かって勢いよく何かが投げられたのです。それは私たちにぶつかることなく
ビュッと横を通り地面にコロコロと落ちました。音的に石かなんかだったと思うのですが、懐中電灯で照らして
探してみても周りには何もありません・・・先生がまた脅かそうとしたのかと思ったのですが、姿は見えず
音も聞こえなくなっていました。どっと押し寄せる恐怖に耐え切れなくなり、私とその子は
「ぎゃぁぁぁぁーっ!!!」と悲鳴をあげ抱き合うようにスタート地点まで走って戻りました。
スタート地点ではすでにその先生も合流しておりみんな揃って驚いた顔でこっちを見ていました。
さっきのことを報告し、何であんな危ない脅かし方をしたんだ!と二人して怒ったらその先生は
そんなことしてないって言うんです・・・。最後のペアである私たちを脅かした後
芝生を突っ切ってスタート地点に戻っていたというのですが・・・確かに先生が私たちより先に
あそこに先回りできたとも考えられないし、暗いとはいえ見晴らしはいいので、アレが先生なら林に入るとこを
見れていたはず・・・ガサガサという音も通ったときの一回だけでしたし。もちろんもう一人の先生は
ずっとスタート地点で待機組みと一緒にいたからその先生が・・・というわけないです。
次の日はテントの片付けしたりいろいろ見学したり流しそうめんしたりと昨晩のことなど忘れて思う存分楽しみました。
ところが帰る時間になりバスに乗り込んで山を降りようとした時、もう少しで山から出る、というあたりで急に寒気が酷くなり
冷や汗がどばっとでてきて苦しくなったのです。
頭がガンガン痛み、まるで風邪を引いたときのような熱っぽさと体のだるさに襲われました。
乗り物酔いにしてはおかしい。
バスの一番後ろで横になりうんうん唸りながら寒気でガタガタ震える体をきつく抱きしめ耐えました。
しかし施設についてバスを降りた途端、先ほどまでの辛さが嘘のように消えてしまったのです。
安堵した私は何事もなかったかのように帰路に着きました。
その後変なことも起きず、笑い話としてネタにしてますが、アレはいったいなんだったのでしょう。未だに不思議です。

