俺たちは林間学校にきていた
397 :1/2:2011/09/12(月) 12:55:54.36 ID:zhSlz/IR0
俺が今日見た夢の話をする
俺たちは林間学校にきていた
場所はどうやら山の中の馬鹿でっかい植物公園みたいだった
以前八丈島に住んでたことがあったからビジターセンターを連想した
このビジターセンターが怖いところでさ
温室やちょっとした登山が楽しめる山やキョンや結構な広場があって十分楽しめる場所なんだ
にもかかわらず人が全然いなくて、かろうじて休日に人がまばらにいる感じ
だだっ広い場所に一人取り残されてる感じがしてすごい不気味だった
もともと島ということもあって溶岩流の固まった上に木々が生い茂ってるから富士の樹海みたいでジメジメして薄暗くて気味が悪いところだった
夢の舞台はまさにそこだった
その植物公園に林間学校のための施設がたっていた
そして、登場人物は俺の中学校の友達。
今は疎遠になってまれに会うくらいだが当時はなかなか仲が良い4人組だった
時刻は夜の10時頃、林間学校に来ていた俺たちはなにかを学校総出になってさがしてた
それぞれが夜中の植物公園に向かってった
どういった経緯で何を探してるのかは忘れたが、みんな我さきとなって一種のレクリエーションて感じがした
もちろん俺たち4人も必死になって探したんだが、これが宝探しみたいで面白くてさ
普段仲のいい俺たちもお互いにそんなん関係ねえよといかに他の奴を出し抜いて宝をゲットしてやるんだと皆ナリフリ構わず探しまくった
といっても俺たち4人は一緒に近すぎず離れすぎず微妙な距離感を保った上で探してて、笑えた。
時間が経つのを忘れて、ずんずん俺たちは奥に進んで行った。
まだ誰も手をつけていないところだけに期待がつのった。
夜中の公園をみんなで歩き回る非日常に俺たちは興奮していた。
そして、その新しいポイントでおのおのが、地面に耳を当てたり、木の陰や茂みを覗いたり、穴を掘ってみたりと探しまくった。
もちろん宝を手に入れられるのはただ1人のみ。近くの奴の動向をチラチラ盗み見しながら探しまくった。
そして、友人の一人がボーっと虚ろげでゆっくりと一歩一歩進んでる姿を目の端で捉えた気がした
宝探しに夢中になっている俺は違和感を感じたものの顔を向ける気はしなかった
それからちょっとして、すごい怒鳴り声が聞こえた
どうやら俺たちに向かって叫んでいるのは先生だった
先生は、カッと見開いた目を吊り上げて眉間にしわがよって顔は強張ってぴくぴくしていた
すごい険しい怒鳴り声で頭ごなしに叱られた
ところどころに罵倒が混じっている様でこの人は本気で怒っているんだと感じた
どうやら俺たちは注意されていた絶対立ち入ってはいけない場所に足を踏み入れようとしていたんだ
そして、俺たちは気がついた、
友人が一人いないことを。
さっき目の端で見た奴だった。
俺はそいつが立ち入り禁止の場所に一人で入っていってしまった気がした。
まるで俺が悪いことをしたかのようにうつむき加減でボソッとその事を先生に言った。嫌だったけど、話すしかなかったんだ。
先生の顔が一変した
みるみる顔から血の気の引いていく
そして、先生は何かを恐れているようで震えていたが、金切り声をあげて俺に怒鳴り散らした。アホだのバカだの確かな罵倒が飛んできた。
これにはさすがの俺も腹が立ってきた、そして不安を押し殺そうとした
たしかに話を聞いていなかった俺たちが悪いが、なぜそこまで怒られなくちゃいけないんだ。ふざけんな!そんなに駄目だったんなら警備員でも雇っとけ!
それにもう入ってしまったんだから探しに行くしかないだろう!
そんな感じで先生と俺は言い争いになった
先生は俺に怒鳴り散らすことで必死に何かから目を背けようとしていた風に思えた
俺は俺で必死に弁明したが、頭に浮かぶ不平不満をぶちまけてるだけだった
お互いに共通していたことは周りが見えなかったことだけだった。
そして、罵詈雑言の怒号の中で音を聞いた気がした
ザッ、ザッという、テレビの砂嵐のような、砂利を踏みしめる、音。
俺と先生は不安を押し殺そうと必死に言い争ってるから気にも留めなかった
しかし、少しづつ大きくなっている、そんな気がした
そして、友人二人が震えた、か細い、恐怖の色を浮かべた声で囁いた、、、
隠れろ、早く、と。
すでにその二人は隠れていた、急に不安になりキョロキョロとあたりを見回した。
そして、目の端で何かを捉えた
自分の血の気が引いていくのを感じ、震える足を押さえつけて、、間髪をいれずに、茂みに身を潜めた
ザッ、ザッ、、ザッッ
音を耳の横で聞いた気がした
そして、見た、、
あいつを。
一人禁じられた場所に入っていった、あいつ。
薄笑いを浮かべた顔は上半分が影になってみえなかった
身なり格好は確かにあいつだが、肌が真っ青だった。
ボーっと何かに取り憑かれたような、たどたどしい足どりで、ゆっくりと歩みを進めていた。
俺はただ震えるしかなかった。
氷のように冷え切った身体を押さえて、あいつの皮を被ったナニカを見ないように。
そして、そいつは禁じられた暗闇に姿を消していった
終わりです。

