幼女が隣に寝ていた

189 :本当にあった怖い名無し:2011/08/12(金) 20:12:11.64 ID:N9FZxD6W0

結構前の話なんだけれど
いつも通り電気をつけっぱなしで寝ていたら、
夜中に目が覚めた。
特に意味もなく左側に目をやると、幼女が隣に寝ていた。
彼女は私と目が合うと、にたぁ……と面白そうに笑った。
気味が悪いけれど、多分可愛い顔の子だった。
年齢は5、6歳。
肩ぐらいで切りそろえたストレート髪と
彼女が着ていた鮮やかな赤のジャンバーが印象的だった。

咄嗟に私は逆方向、右側を向いた。
体は動かなかったけれど、何故か頭だけは動いたので
顔だけ右に。
右側には色んな本が散乱していて、そのうちの一冊の
表紙に書かれている文字(タイトルや作者名ではない)が
目に飛び込んできた。
何て書いてあったか大体覚えているけれど、恥ずかしいので
それは置いといて。
右を向いて直ぐに、体が動くようになった。

そのまま「ぎゃあああ」と起き上がって逃げればいいのに、
私は「あー、動く、良かった」とそのまま寝てしまった。

朝起きて、あれは夢だったのかなーと思いながら
右側を見ると、夜中に見た本があった。
当時、私の部屋は本が散乱していて何処に何があるか自分でも
把握出来ていなかった。
仕事のストレスのせいで漫画を衝動買いしていたせいで、
買うだけ買って存在を忘れていた本も多々あった。
その本もその内の一冊で。
「うわ! 夜中に見た本だ! え!? じゃあ夢じゃない!?
 ていうか、私こんなの持ってたんだ!」
一人でちょっと興奮した後、ブルーになった。

私には霊感なんてないし、幽霊とは無縁の人生を送っている。
女の子はきっと夢か幻だ。
でも、夜中のあの時、確かにこの本を見ている。
常日頃から無意識のうちに見ていて、それが夢に出てきたの
かもしれないけれど、本気で買った記憶がない本だった。
だから、きっと、と夜中の状況を想像してみた。


電気の明るさのせいで目が覚めた私が、
いきなり何故か左側を見て、慌てて何故か右を向いたのだ。
本が見えたからには、ばっちり目を開けている。
そして多分無表情で無言。

第三者視点でそれを想像して、自分が気持ち悪くなった。


というだけの話です。
怖くなくてすみません!

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