豪華で綺麗サービス抜群なのに格安

920 :本当にあった怖い名無し:2011/08/08(月) 15:36:51.54 ID:rAZ5V+jzI
まぁ、そんなに怖くないんだが友人から聞いた話。

まだ出会い系が盛んな頃で簡単に会えて簡単にヤレた時代。
いつものようにその日も出会い系で見つけた女と夜景を見たりしながらラブホの宿泊in時間まで暇つぶしをしていた。
久しぶりの普通よりちょっと可愛いコ、いわゆる「当たり」をゲット出来てどんな事をしようかなーwktk状態。

in時間になり、いつも使ってるラブホに・・・しかし、上がるテンションに水を差すかのように満室の赤いランプが点灯している。
仕方ないと近くの他ラブホへと移動。
だが、また満室。移動→満室。
かれこれ30分くらいこれの繰り返し、いい加減女のテンションも下がってきた。

今日は車の中で・・・もしくはこのまま解散かorzと半諦めでいたところ空き部屋アリを知らせる青ランプ点灯のラブホを発見!頭文字Dを彷彿させるハンドル捌きでピットin。
そこは初めて来るラブホで割と大きくかなり綺麗なところだった。

なんで今日はこんなに繁盛してんだ?と、ふと携帯に目を落とすと8月14日。そうお盆だった。
帰省してきた奴ら、または観光客で空き部屋争奪戦をしていたんだなぁ~と納得。
でも、お盆料金・・・さぞお高いんでしょう?
女とタッチパネルの所まで行き、さりげなく料金を確認すると。。激安!!
最上階の自称スイートルームwが一泊5800円!
こんなに綺麗なのにこの値段、光の早さでタッチパネルを押し意気揚々とエレベーターへ乗り込んだ。

エレベーターの中で軽くペティってると最上階へ。広いフロアにわずか2部屋、まさにスイートルームwだった。

エレベーターを降り、赤い絨毯の上へ足を踏み入れた時に何とも言えない・・・上手く表現できないがまとわりつくような空気を感じた。
はっきり言って幽霊・霊現象の類は一切信じてなかったし、テレビでやってるのは全部ヤラセだと思ってた。
だから、その時もクーラーの効きが悪いのかな?ぐらいにしか考えなかったんだ。。

部屋の扉を開け中に入ると、タッチパネルの写真以上に豪華で綺麗だった。
2フロアぶち抜きかと思うくらいの天井の高さに、通常の2~3倍の部屋の広さ。さらにはワイン(無料)までが用意されていた。
二人のテンションも上がり、そのままセクロスに。部屋の雰囲気も手伝ってかいつもより興奮する。。ただ、部屋が広すぎるせいか誰かに見られているような感覚を覚えたがセクロスに夢中だった為あまり気にしなかった。

一仕事を終え、しばらくまったりしたあとシャワーを浴びにバスルームへ。
これがまた広くてビックリ、あとで一緒にジャグジーでも入ろうかなとか思いながら体を熱いシャワーで流していた。
・・・誰かに見られているような感じがする。
さりげなく辺りを用心深く見渡すが隠しカメラらしきものは見つからない。
そんなこんなで女と入れ替わる形でバスルームを出た。

その後、とりあえず映画でも見ようかとテレビをつけベッドに横たわりながら映画を見ていると、ふかふかのベッドが気持ちよかった為か何時の間にか二人はそのまま眠ってしまった。

急に目が覚めた。
横目に時間を確認すると夜中の2時。
まるで一日中寝てたかのように頭がスッキリし目はパッチリ覚めていた。
ある異変に気づいた。
あれ?映画見ながら寝ていたはずなのになんでテレビが消えてんだ?
それに、なんで二人とも綺麗にベッドに並び布団をかけられてんだ?
不思議には思ったが、女がテレビを消してちゃんとベッドに寝かせてくれたんだなと考えた。隣には俺に構わず寝息をたてている女。
その時だった。
誰かが廊下を走りまわってる。それも全力疾走で。
どこかのDQNが馬鹿やってるんだろうなと思っていると、今度は廊下の壁をドンドンドンドンと叩きながら走っている。
あまりにしつこく、そしてうるさいので注意してやろうかと思った時だった。
全身が重りをのせられたかの様な圧迫感で身動きが出来なくなった。
一般的に言う「金縛り」だと思う。
初めて体験する事に焦った俺は隣りで寝息をたてている女に声をかけようとする・・・が声が出ない。
正確には「…ぁ…ぁ…」みたいに押し殺した息が漏れるような感じ。

ヤバい。ヤバい・・・ヤバい・・!
そんな事を思ってると、ドンドンドンドンと壁を叩く音がこの部屋のドアをドン!と叩いて止まった。
全身の血の気が引く。
その時
寝ている足元を誰かがダダダダ!と走り抜けた。
と、同時に「金縛り」は解けた。
気がつくと暑くないのに全身汗でびっしょり。
「どうしたの?」
異変に気づいたのか女が心配そうに聞いてきた。
まだ夜だし不安にさせたくなかったので
「何でもないよ」
と引きつった笑顔で言い、そのまま無理矢理眠りへとついた。
翌朝、カーテンを全開にする。快晴だ。
少し遅めの朝日を部屋いっぱいにいれたところで、女に昨日の出来事を話した。

女は
「またまた~」
と最初は冗談と思っていたみたいだが、真剣に話す顔を見て
「ほんとに・・・?」
と顔を強張らせた。
「実は・・・」
女が少し涙目になりながら話しだした。
昨日、俺がシャワーを浴びている時に感じた様な視線を感じた事(この時俺がシャワー中のことは話してなかった。)
バスルームの上から人の声が聞こえた事(事務所は上には無く、ここが紛れも無く最上階)
などがあったらしい。

その時俺はある物に視線が釘付けになった。

「昨日テレビ消して、俺を布団をかけてくれた?」
俺はソレから視線を外さず女に聞いた。
「え?○○がしてくれたんでしょ?」
女が少し声を震わせながら聞き返す。
「・・そうそうw寝相悪くて移動させるの大変だったわーwww」
と俺は嘘をついた。
俺の視線の先にはテーブルの角にピッタリと合わせたようにテレビのリモコンが置かれていた。
ベッドからテーブルは2~3メートル離れていて、ベッドから降りて移動しなければこの様に置けない。

その後、不安な気持ちをおし隠す様に激しくセクロスをした。朝日を全身に浴びながら。
終わったあとにもちろんシャワーは浴びてない。

豪華で綺麗サービス抜群なのに格安。
その理由を正に肌で感じた。

後日、友人と共にドライブがてら昼間にそのラブホの周りをぐるっとまわった。
案の定、ラブホの裏に不自然に立ち並ぶ墓地があった。入り口には小さな赤い鳥居。
それ以上詳しく調べようとは思わなかった。


その後、困った事に一切霊現象を信じなかった俺に霊感らしきものが少しついたらしく「感じる」ようになってしまった。
はっきり見えはしないが、「いる」「いない」くらいは分かるようになってしまった。

俺と同じ様に霊などいないと思っている人達。
いるものはいるし、あるものはある。
それが真実。体験しないと信じられないと思うけど。



最後に、最初に友人の話として書くつもりだったが(客観的に書きたかったから)ニュアンス的に伝わりにくくなった為に途中で放棄w

そう、全て俺の実体験でした。

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