オカンはいわゆる「霊感」が強い
251 :本当にあった怖い名無し:2011/07/02(土) 14:04:37.01 ID:0TyS7Upe0
オレのオカンはいわゆる「霊感」が強い。
普段、人に見えないものが見えるらしい。
オレが生まれ育ったところはもの凄い田舎で
近所の人たち、というか、集落の人全てが
それなりに何らかの形で付き合いのあるような土地だ。
どこどこの誰々が亡くなった、となると
御通夜には集落のあちこちから
故人を弔いに出向いてくる。
その行き帰りに「ひとだま」をよく見ると言っていた。
オカンはお寺の生まれだ。
住職はオレの祖父がつとめていた。
そんな血筋も「霊感」なるものに影響を与えていたのかも知れない。
そんなオカンは若い頃、
都会でお針子として働いていた。
父親の「女も手に職を付けるべき」という方針で
その道の専門学校というか、職業学校へ進み、
この地方では最も大きい街で仕事を得ていた。
仕事場からさほど遠くない場所にアパートを借り、
そこから徒歩で職場に通っていたそうだ。
ある夜、仕事から帰ったオカンは
いつもの時間に布団に入り、眠りに落ちた。
すると深夜、
「ドン、ドン」と何かを叩く音で目が覚めた。
最初は眠気が勝って、またスーッと落ちていきそうに
なったその時にまた
「ドン、ドン」
今度はハッキリとわかった。
横を向いて眠っていた自分の背後、しかもすぐ後ろだ。
(え?え?)
するとまた「ドン、ドン」
布団の中で半身を翻そうとしたその時、
真上に男の顔があった。
悲鳴を上げそうになったが
その瞬間体が張り付いたように動かなくなった。
ちょうど天井を見上げるような体勢になったままで。
まだ交差したままの足の、膝辺りが痛いほど圧力が掛かっている。
あまりにも恐ろしかったので目を閉じようとしたのだが
それさえもできず、真上から覗き込む男の顔を見る羽目に。
恐ろしい表情、血走った目をカッと開いて睨み付けてくる。
そしてオカンが振り返ろうとしていた方向の
床の畳を叩いている。
「ドン、ドン」
最初は強盗かと思い、パニックになっていたオカンだが
その男の顔を見て何となく「この世のものではない」と思ったそうだ。
そして頭の中でお経を唱えると瞼が動くようになった。
目を強く閉じた。
すると急に体が動くようになった。
今度はお経を声に出して唱え、パーン!と大きく柏手を打った。
目を開けてみると男の姿はなく、その痕跡すらなかった。
でも、やっぱり怖くて目は開けられなかった。
『キーン』と音がして(耳鳴り?)『ザワザワ』と大人数で一斉に喋りだしたような煩さがしだした。
体も、寒気がして鳥肌が立つのが分かった。
ふと、『キーン』も『ザワザワ』も無くなって静かになった。
(あれ?)
でも、まだ体は動かない。目を開けてみると、見慣れたいつもの部屋なんだけど…何かが違う。
俺の部屋って、恥ずかしい話…まぁ、汚ない訳だ。6畳くらいの部屋に物が乱雑してるんだけど。
その部屋が急に綺麗だった。ただ、テレビだけはあった。
部屋は暗いけど、小さな豆電球が点いていたから、テレビがあるのは確認できた。しかも、画面に俺が寝てる姿まで見える。
なぜか、そのテレビから目が離せなくなり…。見つめていたら…テレビに写っている俺の足元が膨らんでいる。
(えっ!)
と思った瞬間、恐怖からか…ドキドキと胸が鳴った。その音がまたデカイ。
夏だったから、タオルケットを腹にかけて寝てた。
足元に目を向けると、テレビに写ってた同様…足元が膨らんでいる。
誰かが居るみたいに…。
それが段々と上に上がって来た。腹まで来たが、そこで動きが止まった。
最初のwktkなど無く、ただ恐怖で膨らんでいる“それ”を見ていた。
かけていたタオルケットが段々と上がって、中が見えてきた。
その中は真っ暗で、小さな豆電球が付いてるから、自分の足も見えるはずなんだが…まったく見えない。
そして、不思議な事にタオルケットが上下に動き始めた。
俺が見たのはそこまで。多分気を失ったと思われる。起きてみるといつもの汚ない部屋。めっちゃ汗だくで起きたよw
その数日後。
車で人身事故を起こした。何かの知らせだったのかなー。
長い上に、そんなに怖くなくてスマソ。分かりづらいなw

