父とその兄弟達ともめていて、中々話がまとまらない

710 :本当にあった怖い名無し:2011/06/17(金) 11:43:55.70 ID:RpEBWPlg0
父方の祖母の葬儀の夜、どこにもありがちだがこれから後の事で父とその兄弟達ともめていて、中々話がまとまらないし、翌日は学校があるので私と姉は自分たちの家に一旦帰ることになり、父が車で送ってくれた。
私たちが帰った後もお金のことやお墓のことでずーっと揉めていたらしいが、父がとうとうキレて別室にいってしまった。
 しばらくして、父がいきなり別室から飛び出してきてキッチンの水道で頭をじゃぶじゃぶと洗い出した。そして仏壇の前に正座して「どうもありがとうございました」「どうもありがとうございました」と手を合わせてお礼を言い始めたらしい。
 それを見た母をはじめ、父方の兄弟たちはビックリしてそれまで口もきかない状態だったのに「どうしたんだ?大丈夫か?」と
みんなでとりあえずタオルを持ってきて拭いたりして介抱して父が落ち着くのを待って話を聞いたところによると、別室に閉じこもっている間にいつの間にか眠っていたらしく夢を見た。
 ずらっと長い列をなして人が歩いている。みんなお遍路さんみたいな衣装とお坊さんが托鉢をしている時持っているわっかのある鉄の棒(名前知らなくてごめんなさい)みたいなのを持っていて、父はその列を通り越して、帰ろうと走っていたらしい。

そして先頭あたりまで走って父がその列を抜かそうとしてた所、おじいさんとおばあさんに呼び止められ、おばあさんが持っていた鉄のわっかで父の頭をこつんと叩き、「なんじゃ。先を越すなお前はまだ早い」と言われて、ふりむいたところ列の中には知った顔がちらほらあったらしい。
そしてそこで目が覚め、覚めたところで急に頭が熱くなり、痛くなったらしい。それでキッチンで頭を冷やした、と父は説明したらしい。
 そして頭をこつんと叩いたおばあさんは「せんさん」だと言った。
「せんさん」は父が幼いころに亡くなった親戚の方らしく、どういう経緯でそうなったかは不明だが、戦争で防空壕に逃げる時には父はいつもその「せんさん」のお位牌を抱いていたらしいので、父いわく、「せんさん」に呼び止められていなければ、目が覚める事無く、ストレスが原因で死んでいたんじゃないか、とみんなの前で言ったらしい。
 思いもかけず出てきたその「せんさん」の話を聞いて父の兄弟達はもう揉めるのはやめよう。と言い出したらしい。
普段心霊やらを一切信じない母はその時も口には出さないが「そんな都合のいい話あるわけない。
あまり機転の利く人ではないが一生懸命考えてその場を収めようと思ったんだろう」と思っていたらしい。

でもその後家に帰る途中の車の中で父が母に「さっきは言わなかったが列の中に○○(父の一番下の妹)がいた」と言ったらしく、父もそこにいる生きている妹だけがさっきの列に、夢とはいえ出てきたのは言えなかったんだろうなと母は思っていたらしい。
 そしてその葬儀からもう15年以上経つが父の兄弟でなくなっているのはその2年後ぐらいに亡くなった妹だけ。
 最近母と話していて、「私は心霊とかそういうの、一切信じないけれど、そういえば○○ちゃんが亡くなったあの時だけは、あぁ そういう事(過去に生きていた人が出てきたとか、そういう話)もあるのかもしれんなぁと思った」と語ってくれた話です。

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