「コンコン」
656 :本当にあった怖い名無し:2011/06/15(水) 09:31:21.29 ID:ZIX6vse50
今から10年以上前の中学時代のお話。あんま怖くないしオチもないからツマラナイが茶請け程度に読んでくれ。
厨三の時に三泊四日の修学旅行があってね・・・一応、県名は伏せておく。
山ん中のペンション村?で泊まるってやつでさ、田舎&低レベ+DQNというまあクズ厨らしい
なんともいえぬ辺鄙なトコだった。(建物自体は最近建て直したらしく、綺麗だった)
ちなみに厨三学年の総人数は男女合わせても80人くらいのちんまいもんで
借りたペンションは男4件女2件って感じ。
本当に山ん中でさ、秋口に掛けてだってのに木々なんて全部枯れてて薄気味悪いの。
それでも「オシャレとは程遠いなwwwさすが俺等wwww」とかそれなりに盛り上がってはいた。
んで俺のクラスのペンションは山の中の一番端っこのトコだった。
ペンションに案内されてみんながペンションの中を探索しまわったり他の班の部屋いったりしてる中、
遅刻大王の俺は寝ずに参加してたもんだから眠くて仕方なかった。
バスの中じゃみんなとはしゃいで寝る機会逃しちまってたから、ドッと眠気が来ちゃったんだ。
「わりー俺部屋で一眠りすんわーwwメシの時に起こしてww」
とまあ同じ班の奴に告げて、ベッドで眠りに入ったわけさ。
体がずんずん重くなっていって、ああ寝るなって感覚になった時に、ふと物音がした。
コンコンって、軽くノックするような音で、窓のほうからだった。
「うっせーよ、俺は寝んだよwwww」とか寝そべりながら答えたんだが、しばらくすっとまた
コンコンって音がするのさ。
んで誰のイタズラかと思って確認しようと窓見たら誰も居ない。
ベランダがあって、窓ガラスの下半分は曇りガラスだから、俺が顔を向けた瞬間に隠れやがったな、と
イラッっとした。
もう無視、徹底的に無視、俺は少しでも寝たいと思って身体捩って寝に入ったら、またコンコンって言うのよ。
少しずつ「コンコン」の音が大きくなっていって冗談にも程があるって思った時に、ふと気づいた。
この部屋、二階じゃんよってね。
外出は禁止されてるし、周囲に民家とかがあって近所のガキがイタズラぶっこいてるとかはないし。
ベランダは部屋に個々にあるだけで、他の部屋と繋がってるタイプじゃない。
俺自身霊感ってやつはそんなあるもんじゃないが、消防の頃からの友人に霊感強いヤツ(Aとしよう)がいて
そいつの巻き添え的な感じで体験した事が間々あった。
もうこの時点でビビりまくりで身体が震えてた。
そうしたらノックの音が「コン、コン、コン、コン」と絶え間なくなってきていよいよヤバイって時に
「俺!居ねーと思ったら寝てんのかよwwww」と別班の友(Bとしよう)が来てくれた。
マジでもう、この時の友は誰よりもイケメンに見えた、ホント助かったと思った。
「お、おうww実は寝てねーから眠くてよwwww」「バカスwww修学旅行遅刻しねーのはそういうことかwww」
とまあやりとりをして、部屋から逃げ出した。ノックの音はもう聞こえなかった。
そんなこんなで夜。
メシもうまかったし、教師が飲んでたオーナー特製カクテルも無礼講で分けてくれたし
もう昼のことなんざすっかり忘れてテンションマックス。
ふと・・・本当に、ふと。
隣の部屋の別班は何してるだろって気になって、ちょっと遊びにいった。
そうしたら、昼間元気だった友(Cとしよう)が急に熱出して寝込んでた。
昼と打って変わってうなされるCを見て、マジで心配して、教師に頼んで薬を貰い、外にある自販機のジュースを買って届けてやった。
もちろん夜だからペンション外出は禁止だったが特別に許可してくれた。
咳込む訳でもないし、ハメ外して熱出した訳でもないし(Cはクールで悪乗りはしないタイプ)で正直やばいんじゃないかと思うくらいうなされてた。
結局俺はCを午前になるまで看病し、教師に寝ろといわれたので、そのまま部屋に帰って寝た。
二日目、スキー場からペンションに戻ると、Cは大分回復してたみたいで安心した。
そんでその日の夜、また異変が起こった。
C部屋のみんなが夜中に一斉に起きて部屋から出てきたんよ、だるい、頭が痛い、みたいなことを言いながらね。
熱でも移ったかと思ったがそうでもなさそうだし、騒ぎになったから教師が部屋に入るも「疲れてんだろ、寝ろ寝ろ」で解散。
俺としては昨日の昼の事もあったから、気になってその後コッソリC部屋に忍び込みにいった。
B、Cが出てきて「おお俺、よく来てくれたな」って心底嬉しそうな顔だった。
B、C以外の連中も歓迎してくれた、心細かったみたいな感じで。
んで、部屋に入ったら、確かにすげえ。
秋口だっつっても山ん中だから外はクソ寒い、普通に一桁の気温。
なのに、C部屋は異様に蒸し暑かった。
エアコンも切ってある、換気扇は回ってる、普通なら寒くて仕方ない状況なのに蒸し暑かった。
いや、蒸し暑かったんじゃなくて身体に纏わりつく違和感というか、なんだか空気が違ったんだ。
真夏の屋外の湿気に似た、あの纏わりつくような感覚が凄かった。
「コレやべーだろ」思わず俺の口から漏れた言葉に一同が納得して、B、C以外の面々が他の部屋にいこうと言い出し、
C部屋は無人部屋になり、二日目は終わり。
三日目、学年全体での現地観光を終えてペンションに戻るって日程だったので、その時に別クラスのAに話しを聞こうとした。
なんかとりついてないかって聞くが、特にそんなことはないと。
でもペンションでこんなことがあったんだよと事情を説明すると、Aもああと納得してくれた。
「観光で寺いくだろ?そこで御守りと、なんか般若心経とか書かれたノレンか札を買え」って助言してくれたので、Cと俺はそれを買っておいた。
二人合わせて四千円はかなり痛かったが、我慢した。
んで夜、ペンションに戻った俺の班の部屋には二日目同様異常がなかった。
でもやっぱC部屋が気になるから、夜こっそりと部屋にいこうと抜け出したわけさ。
C部屋の前にいってドアノブ回しても動かない・・・鍵がかかってた。
いくら回しても開かないから、ノックする。
正直、教師にバレたらこっぴどく怒られるので諦めようかと思ったが、三回目くらいのノックの時にようやく
「誰だ?」って小さい声が帰ってきた。
「俺だよ、遊びにきた」って返すと凄まじい速さでドアを開け、俺を引きずり込み、即座にドアが閉められ鍵がかけられた。
部屋の中は真っ暗で懐中電灯が二、三、でも消灯時間はまだ先のはずだった。
C部屋の連中は真剣な顔で、皆で中央に円陣組んでて、壁には札とノレン四方に張られ、なんか物々しい空気になってた。
昨日と打って変わって、今日の部屋はえらく寒かった。
「来たのが俺で良かった、びびったよ」ってBが俺を見て言う・・・もう嫌な予感がぷんぷんしてた。
メシと風呂を終えたC部屋の面々は昨日の違和感が無くなった事に喜んで、旅行最終日のハイテンションだったらしい。
そして調子に乗ったヤツが「修学旅行の夜っつったら怖い話だべwwww」と切り出したみたいで、円陣くんで
各々都市伝説やテレビで見た、マンガで読んだ話とかしてたんだって。
んで話がしばらく進むと、物音がするって気付いたらしい。部屋の全員が「コンコン」って音がするって。
俺と同じ様に「隣の部屋のバカが来たんだろwwww」とか思って窓開ける、でも誰も居ない。
C部屋は隣室とベランダが繋がってたから、普通はそう思う。
でもノックしてから窓開けるまで、隠れるような間隔は無かったとの事。
不思議に思いながらも窓閉めて怪談再開って時に、ふっと部屋の電灯が消えたんだそうだ。
「やっべー消灯時間きちったかwww」とか思いながら懐中電灯取り出して、懲りずに怪談しようとした時に
「いてっwww誰だよ俺の頭たたいたやつwwww」と、頭を叩かれたというC部屋の一人。
その時に、
「ひひひひひ」って笑い声が聞こえたって。
しかもそいつの後には誰も居なかったし、時計を見たらまだ消灯時間前だった。
部屋の電灯のスイッチは部屋の入口の所にあって、円陣組んでた連中は手が届かない位置にあった。
「まあ信じないだろうけどな・・・」とBとCが呟いたとき、俺は「信じる」と答えた。
部屋の連中から「オマエイイヤツダナー」とか「ワラワナイモンナー」とかしみじみ言ってたが
「だって、俺も初日に経験したんだよ。ノックをさ」って言ったら場の空気が固まった。
びびってて言えなかったけどさ、と付け加えて説明する。
「俺の班の部屋のベランダ、孤立してんだろ?なのに、ノックされたんだよ」B、お前が来てくれたから助かったけど、てのも最後に付けて。
俺の言葉にみんなが凍りついてた。
「や、やべーだろ?」「まずくねえ?」とか、もう素でみんなびびりまくり。
寒いから毛布にくるまって円陣、作戦会議。
見えないけど恐らくそれは部屋に入ってるって事と、寝ている時に近付いてきたって話から
『とにかく朝まで寝ないこと』で決定。
昼間観光で歩き回った俺等にとってこれはかなり辛い事だった。
『寝るとマジでやばい』『とにかく祈れ』とか思いながら、何とか三日目は終了。
全員なんとか耐え抜いた。
宿泊はこれにて終了、C部屋に居た俺は起床に回った教師に凄まじく怒られたが、昨晩の恐怖に比べれば屁でもなかった。
ペンションから去る間際、俺とC部屋の何人かがオーナーの所に行って話を聞く。
絶対何かある、曰くつきに違いないと踏んで、思い切って聞きに言った。
するとオーナーは
「ははは、何もありませんよ(^^)」満面の笑み
俺達「はぁ・・(゜д゜)」
まあバスも出発の時間だったのでオーナーに謝りつつ、終了。
その後、事の顛末をAに聞かせてみたら「多分山に居るヤツだろ。からかわれただけだ、お前にも憑いてないしな」
まあ後日にこの件に関わった連中に不幸なども無く、ただの思い出話と成り果てた。
投稿規制くらってたよ・・・オチもないし読み辛かったらすまん、実話なんてこんなもんだ。

